感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
jun
7
デジタルゲームの人工知能の研究者が哲学的な考察をします。人工知能を積んだロボットが西洋では「ターミネーター」に東洋では「ドラえもん」になる。対照的な西洋と東洋の人工知能への構えを説明しながら架橋を試みます。平易な文章なのに理解が追いつかなかったりもしましたが、気付きや驚きにあふれた内容です。生成AIが社会に認知される前に書かれたものですので、チャッピーなどと呼ばれて日常生活に溶け込みつつある今を考えると、人工知能と人間との関係について、未来を先取りした示唆に富む一冊でした。2026/01/18
mitsu
3
三宅さんのAI関連の書籍を図書館で読み始めて、興味が出て本書籍を読みました。人工知能のこの先どうなるか?もしくは著者の人工知能の予想を、西洋的な思想と東洋的な思想をの説明をしながら進んで行きます。自分にはかなり興味深く感じ、面白く読めました。ただ、読み切るのに時間が掛かってしまいましたが…2024/01/11
mim42
2
AIについての考え方は西洋と東洋で異なる、という仮説に基づき、両者の統合によるAIのあるべき姿が語られる。そこではキャラクター型知能への違和感なき受容が可能な日本の立ち位置、或いは井筒哲学経由の唯識、華厳哲学を最大限援用することによるブレイクスルーが夢想される。西洋的AI、東洋的人工知性、スマートシティ的背景埋込型知能、これらの境界は少しずつ曖昧になるだろう。エージェントの介入による物理/仮想界の境界然り。お手伝いでも愛玩物でもない主観としての知能。そこでは意識は常に複数コンテキストから選別される。2021/01/24
シン
1
フロイトがいないのが気になったが(欲望のない知性?)、システムとしての仏教への回帰とバッティングしそうだ2025/04/12
ディス
1
◯。著者が東洋の人工知性を必要だと思う理由はよく分かったけれども、そもそもそんなものが本当に東洋から生まれうるのか?ということの根拠が尽く哲学や思想なので、どうも夢物語感は消えない感じ。とは言え実績を持つ人の本なので、適当をぶっこいてるわけじゃなくて、それだけ可能性を見出しているのかな。攻殻機動隊のような世界を、本当に実現できる、されると確信しているんだなと思った。2025/03/06
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