人工知能が「生命」になるとき

人工知能が「生命」になるとき

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  • ページ数 304p
  • 商品コード 9784905325161

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitsu

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三宅さんのAI関連の書籍を図書館で読み始めて、興味が出て本書籍を読みました。人工知能のこの先どうなるか?もしくは著者の人工知能の予想を、西洋的な思想と東洋的な思想をの説明をしながら進んで行きます。自分にはかなり興味深く感じ、面白く読めました。ただ、読み切るのに時間が掛かってしまいましたが…2024/01/11

mim42

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AIについての考え方は西洋と東洋で異なる、という仮説に基づき、両者の統合によるAIのあるべき姿が語られる。そこではキャラクター型知能への違和感なき受容が可能な日本の立ち位置、或いは井筒哲学経由の唯識、華厳哲学を最大限援用することによるブレイクスルーが夢想される。西洋的AI、東洋的人工知性、スマートシティ的背景埋込型知能、これらの境界は少しずつ曖昧になるだろう。エージェントの介入による物理/仮想界の境界然り。お手伝いでも愛玩物でもない主観としての知能。そこでは意識は常に複数コンテキストから選別される。2021/01/24

古民家でスローライフ

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人工知能の誕生と進化についての話。正直、プログラムを書いたことも無ければ、その知識に疎い身としては、読み解くには、かなり、ハードルの高い内容である。ただ、西洋と東洋のAIに対する考え方には、文化や宗教観の違いが影響しており、違う方向から、発展していくという考察は、興味深い。これから大人になっていく世代は、AIネイティブと呼ばれるのだろうが、自分の脳と、外部化した情報とAIの計算能力を備えた人間は、どのような変革をもたらすのだろうか?拡張人間いう言葉には、未来を生きる人間を現すものとしてのリアリティを感じた2023/09/11

Jey.P.

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AI哲学。西洋の知能観と東洋の知能観の違いから生じるAI像の違いを中心に、知能・精神と身体・世界との相関、AIから見た言葉、人間など。最終的にAIが世界にあふれ「自然」となる未来を想像している。理解しきれていないので、もう少しほかの本も読みたい。デジタルネイチャーなどが近い考えなのか?2021/01/23

MASANARING

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人工知能を学ぶということは、人の知能を学ぶということでもある。「感情」とは何か?それは世界に向けてとる態度である。人間が社会的な生物であることがよくわかるし、人工知能に対する恐怖もここにポイントがあるのではないかと思う。人工知能との共生はユートピアなのかディストピアなのか、東洋的発想と西洋的発想の違いなどはとても面白い。これから人類が向き合っていかなくてはいけない課題の基礎知識となるおすすめの一冊。2020/12/29

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