内容説明
マルクス晩年の歴史認識を手がかりに、20世紀史と資本主義生産様式の理論を見直して、脱階級社会へのシステム改革を展望する。
目次
第1部 マルクス晩年の歴史認識の発展(問題の所在―20世紀という時代とマルクス晩年の歴史観;「ザスーリッチへの手紙」の歴史認識の現実性と非現実性;マルクス晩年の家族認識と歴史観―個人的所有と私的所有との峻別;『資本論』における「私的所有」論と歴史認識の再検討)
第2部 20世紀史の再検討と21世紀社会主義(資本主義生産様式の長期的存続力と労働者家族;ソビエト型経済の歴史的性格;ソビエト型集団主義の地理的影響力とその限界;労働力再生産様式の変革による21世紀社会主義―生産手段フェティシズムを超えて)
著者等紹介
青柳和身[アオヤギカズミ]
岐阜経済大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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