内容説明
現代世界の閉塞状況が政治経済学に突きつけている課題に、マルクス経済学の方法を再考しつつ鋭く切り込む!
目次
第1章 マルクスにおける経済学の方法論(経済学の対象と方法―『要綱』の方法論;唯物史観と経済学―『経済学批判』の「序言」;商品の分析方法と『資本論』の抽象の基礎―第一巻初版の「序文」;マルクスにおける弁証法と経済学―『資本論』第一巻「第二版後記」)
第2章 宇野理論の課題と方法(宇野理論の方法論的課題;宇野理論の方法論の三側面;旧『原論』における経済学の方法論;新『原論』「序論」の方法論;経済原論の課題と方法)
第3章 現代資本主義とマルクス経済学の方法(世界資本主義論の方法と現代資本主義;国家独占資本主義論とレギュラシオン理論;高度成長とその終焉の論理;逆流仮説と新自由主義的グローバル資本主義;宇野三段階論の継承と発展の試み)
第4章 マルクス経済学の方法とこれからの社会(『資本論』と社会主義;二一世紀型の社会主義と社会民主主義)
著者等紹介
伊藤誠[イトウマコト]
1936年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。経済学博士。東京大学名誉教授。國学院大學、国士舘大学元教授。日本学士院会員。ニューヨーク大学、ニュースクール・フォー・ソシアルリサーチ客員助教授、ロンドン大学、マニトバ大学、タマサート大学、ヨーク大学、シドニー大学、グリニッジ大学客員教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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