内容説明
経済政策と経済実態からみた戦時体制の核心。かくて戦争は強行された。日中戦争に始まるアジア・太平洋戦争期の日本経済をインフレ政策に焦点をあてて描き出す―著者の日本インフレーション研究“4部作”がここに完結。
目次
1章 通貨供給の拡張の制度的諸要因―昭和6(1931)年~20(1945)年
2章 通貨供給(1)―昭和7(1932)年~11(1936)年
3章 財政と国債の発行(1)―昭和7(1932)年~11(1936)年
4章 通貨供給(2)―昭和12(1937)年~20(1945)年
5章 財政と国債の発行(2)―昭和12(1937)年~20(1945)年
6章 通貨の動き―昭和12(1937)年~20(1945)年
7章 物価―昭和12(1937)年~20(1945)年
8章 戦時期の生産と需給状況および軍需―昭和12(1937)年~20(1945)年
9章 総括―わが国の戦時インフレーション
著者等紹介
原薫[ハラカオル]
1928年神奈川県相模原市に生まれる。1951年法政大学経済学部卒業。1958年法政大学大学院社会科学研究科経済学専攻、博士課程修了。1953~68年法政大学大原社会問題研究所研究員。1968~95年法政大学経済学部教授。現在、法政大学名誉教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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