内容説明
3.11“以降”へのまなざし。福島市民が撮りつづける“日常のなかの非日常”。2011年3月12日から2013年6月22日に至る143点の写真を撮影日とコメントとともに収録。
著者等紹介
赤城修司[アカギシュウジ]
1967年、福島県生まれ。1989年、筑波大学芸術専門学群洋画コース卒業。青年海外協力隊員として1994年より2年間ブルガリアに滞在して美術教師として活動。出品展覧会に、「未来の体温after AZUMAYA」(山本現代、アラタニウラノ、2013年)、「Transmission」(畠山直哉との二人展、スタジオ35分、2014年)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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Mao
5
読み終わってすぐ、ツイッターでフォローしました。 目をそらしてはいけない。見えないところに居るからと言ってわすれてはいけない。 事故から4年以上経っても、今なお増え続けている汚染土の山。2015/08/22
はむさん
1
あれから5年が経って、もう僕の周りの人たちはすっかり何事もなかったかのように生活している。まるで過去のことだ。あんなに大騒ぎしたのに。僕は、どうしてそんなに簡単に忘れられるのか不思議でならない。そして、そういう人たちにこういう話をすると、とても嫌な顔をする。そう、彼らもきっとわかっている。しかし、直視することに耐えられないのだ。本書中、『異常は続けば正常になる』という言葉が印象的だった。僕はできるだけいろんなことに目を逸らさないで生きていたい。2016/05/01
Kei
0
著者のことはツイッターで知りました。除染のよって生まれた汚染土を囲むブルーシートに比喩されるような癒えぬ原発事故の傷跡。復興の言葉の影に見え隠れする傷跡。帯には ”3.11〈以後〉へのまなざし 福島市民が撮りつづける〈日常の中の非日常〉”とあります。2015/04/05