内容説明
『不安であることの正しさについて』は「放射能が来る」という『AERA』誌の特集に対する激しい炎上、バッシングのさなかにブログに書かれ大反響を呼んだ記事。「不安をあおるな」という大合唱に対する鮮やかなカウンターであった。福島の原発事故以後、問われているのは我々の生き方そのものである。その全体性をどのように日常語で文章に書き留めることができるのか。著者は一人そのことをリアルタイムに思索し続ける。
目次
雨に負けぬ花
命がいちばん大事でしょ
不安であることの正しさについて
いま僕らの心の中で起きていること
僕たちの選択肢
「専門家」の三つの大罪/原発廃止のためのプロセス
想像力の仕事/日本の未来
自分を責めてはいけない(圧力下の精神的自衛と顔のない人々)
ムダな議論やめて自由になろうゼ
マシュケ灘―after 3.11
著者等紹介
村松恒平[ムラマツコウヘイ]
1954年東京生まれ。雑誌『宝島』編集者を経て、ライターとして多彩な活躍。21世紀に入り、自らの著作の執筆を始め、アート、哲学、心理、詩、劇作などの分野を探求中。3.11原発事故後の言論のあり方に対するいたたまれない想いから、3.21「不安であることの正しさについて」をブログに書き大反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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