内容説明
“電気事業制度が複雑でよくわからない”“自分の担当業務は理解しているが、その他の議論にはついていけない”“審議会が多く、どこでどんな議論をしているかキャッチアップできない”エネルギー分野を幅広く扱う弁護士が徹底解説。
目次
第1章 電気事業の変遷といま―著者に聞く
第2章 新制度の論点(制度改革;市場取引・競争活性化;系統整備・利用・系統安定化;再生可能エネルギーの導入拡大;電気事業とイノベーション;災害対応力の強化に向けて)
著者等紹介
市村拓斗[イチムラタクト]
森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士。電力・ガス事業分野に関する豊富な知見を基に、電力・ガス小売をはじめとして、上流から下流に至るまでエネルギー分野全般に関する業務を幅広く取り扱っている。経済産業省、広域機関等の電力・ガス事業分野等における各種委員も務める。2008年早稲田大学法科大学院修了。2009年12月弁護士登録。2011年経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー対策課に出向(課長補佐)(~2013年)。2013年経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部電力・ガス改革推進室に出向(課長補佐)(~2015年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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horabook
2
★★★☆☆:十分な網羅性でまさに電気事業のいまがわかるという内容。変化が早いので既に情報が古くなっている部分も当然あるが、全体を俯瞰するにはよい本だと思う。一方で簡潔な説明に留めているがゆえにひとつひとつの解説が必ずしも頭に入ってきやすいわけではないので、前提知識がないと読みすすめるのは難しいのではないかなという印象。ここまで網羅的かつしっかりした内容の本は他にないと思うので定期的に更新版を出してくれたらいいのにと思う。2021/11/23
きっちょ
1
電力市場や制度をテキストベースで解説してくれる。筆者が弁護士ということもあり法律面からの解説が充実している。よくあるエネ庁や広域機関のHP等の言葉をそのまま用いているのではなく、筆者の言葉で述べられている点が良かった。2024/08/02
いの
0
理解できるところと理解できないところがあった。ただ一年前よりは理解できてるはず。次読む時はもっと理解できる。2023/03/18