感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キジネコ
53
イソップの寓話はおよそ400あるそうーです。本書には23話。詳しくなくても幾つかは記憶の中に一定の場所を占めます。例えば「北風と太陽」「アリとキリギリス」「よくばりいぬ」等など。大正期に教材的な意味合いを込めて制作された絵本の復刻版だそーです。「ねこのおみまい」という一話に吹きだしました。猫が悪者になるのは私、釈然としないのですが、でも吹きました。医者のふりして具合の悪い誰かさんの家に往診に出かける話ですが、「余計に悪くなる」って軽くいなされます。さて誰のトコに偽医者は出かけたんでしょう。ご存知ですか?2019/12/24
ヒデミン@もも
40
幼い頃大好きだった「きたかぜとたいよう」「まちのねずみといなかのねずみ」すっかり忘れてたけど印象深かった「かえるとうし」「きつねとこうのとり」 半分ほどは知らない話だったけど楽しめた。編者楠山正雄さんの言葉にあるように、この本のすぐれたお話と、美しい挿画と、高貴な装幀が素晴らしい。大正十四年の日本にこんな素晴らしい絵本があった。2015/11/09
tokotoko
36
イソップ物語の最新版です。この本は、「自分・・・ダメだ」って落ち込んでる時も、大丈夫です。トボけた人、ドンくさい人・・・山ほど出てきます。そんな人達がお話の中で超立派に主人公・・・してます!そして、あとがきにもありましたが、この本において絵の力はとても大きいです。古い物語がオシャレに、今の時代の人が何の抵抗もなく手にとろう!って思えるように仕上がってます。ダメダメな登場人物達もきっと、このユーモアたっぷりの自分の姿を喜んでいそうな気がします。大人の方も、イソップ入門のお子さん達も、ぜひどうぞ。2014/08/14
とよぽん
35
図書館、海外文学の書架に。最新版ってどういうこと? 手に取ると、大正14年(1925年10月)冨山房発行の復刻版とのこと。編者は楠山正雄、絵は武井武雄とある。23篇を収めている。編者は「芸術的香味高く、教育的価値もある第一流の材料を選んだ」とあとがきに。人生訓あふれる最新版だった。2020/01/03
★YUKA★
34
表紙、中の挿絵、とても素敵でした★大人のための絵本、という感じです!お話も懐かしかった~。今だからこそ、色々な教訓が読み取れて、日々の生活でも活用出来そうです(^^)2015/08/02