内容説明
ちいさなおうこくのちいさなおうさまがおおきなもりでみたことがないようなどうぶつをさがしていました。はたしてみつかったのでしょうか…。伝説の動物ユニコーン“一角獣”の物語。
著者等紹介
ブール,マルティーヌ[ブール,マルティーヌ] [Bourre,Martine]
1949年、パリ近郊のクルブヴォア生まれ。パリの美術学校を卒業後、アニメーションのアトリエで研鑽を積み、イラストレーター、絵本作家として活躍。布、木、コルクなどさまざまな材料を使ってイラストを描く。特に動物のイラストは子どもから大人まで楽しめる
松島京子[マツシマキョウコ]
東京生まれ。学習院大学卒。1965年からフランスに滞在し、フランス語や美術を学ぶ。帰国後、日本語教師、翻訳などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
12
〝昔、小さな王国の小さな王様が、大きな森を散歩していると、見たことのないような動物を見つけました。お城に戻った王様は、騎士のプチパに命じました 「雪のように白く、風より速く走り、額に角が一本はえている動物を探してほしい。妃にも見せてやりたいのじゃ❢」…騎士プチパは、大きな森の中を何日も探しましたが、見つけられずにお城に帰ってくると…あのユニコ―ンが、お妃とは話をしているではありませんか⁉〟伝説の一角獣 “ユニコーン” の自然回帰の物語。2024/11/16
april-cat
10
最近ユニコーンの物語ってあまりみかけないので、これも小さい人たちには新鮮ではないかしら。王さまがユニコーンをきし(騎士)に探しに行かせるのだけど、見つからず。しょうがなく王さま自ら探しに行くと、留守にしている間にお城にユニコーンが顕われてお妃さまと仲良くなる。王さまは帰って来てびっくりしながらも喜んで、ユニコーンに暖かいおうち、たっぷりのご飯をあげて大切にするけれど、ユニコーンは次第に元気がなくなる。やっぱりユニコーンを飼うことはできないと悟って、ユニコーンを放してやる、というお話し。絵も美しい。2013/05/24
り こ む ん
9
ちょいと、イメージした内容とちがってたな。幻想的な感じかと思ってたけど…違った。自然に生きるモノは、自然の中で生きるのが、いちばんいいのだね。チッカイ王様とチッカイお妃が優しい人でよかったなぁ2013/09/22
温
8
色あいがお洒落な絵本です。森でユニコーンを見かけた王様は、その美しさに魅了され、お城で飼おうとします。ユニコーンの捕獲を命じられた騎士と王様とのやりとりが楽しいです。森のけものは、あるがままの姿で自由に生きることこそ幸せ。解き放たれたユニコーンの神秘的な美しさや生命力にあふれた力強さから、自由の喜びを感じました。2014/10/14
けいねこ
7
はっきりした言葉でメッセージをまとめるのは、うまくできないけれど、静かで、思いやりを感じさせる物語だった。2022/10/07