内容説明
誕生と死は、日本人にとってどのようなものであったのか。死者、祖霊、神はいつも生者の傍らにあって、ともに遊んだそこには、死者を永久に閉じこめる息の詰まる世界はない。―古代日本と琉球にさぐる日本人の精神の基層。
目次
この世の渚 常世の渚
産屋考
槻の小屋
喪屋の風景
遊部考
挽歌の発生
挽歌から相聞歌へ
冥府からの帰還
御窟考
三輪山異聞―三輪山の天皇霊
祭場と葬所―「山宮考」覚書
洞窟の風葬墓
青の島とあろう島
ニライカナイ
明るい冥府
著者等紹介
谷川健一[タニガワケンイチ]
1921年、熊本県に生まれる。東京大学文学部卒業。現在、日本地名研究所所長。文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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