内容説明
11世紀から19世紀までのトルコ・イスラム建築―120件を写真180点、図版100点を用い、歴史の歩みに沿って紹介。10余年にわたる現地調査をふまえ、トルコの人々の研究成果と目線を尊重して分かりやすく説く。
目次
1章 トルコ・イスラム建築に影響を及ぼした主な建築(6世紀~11世紀)
2章 アナドル・セルジューク朝前期の建築(11世紀末~12世紀)
3章 アナドル・セルジューク朝後期の建築(13世紀)
4章 君候諸国時代及びオスマン朝初期の建築(14世紀~15世紀初期)
5章 オスマン朝発展期の建築(15世紀半ば~16世紀初期)
6章 オスマン朝古典期の建築(16世紀半ば~16世紀末)
7章 オスマン朝後古典期の建築(17世紀)
8章 オスマン朝晩期の建築(18世紀~19世紀)
著者等紹介
飯島英夫[イイジマヒデオ]
1941年、埼玉県に生まれる。1963年、東北大学理学部地球物理学科卒。埼玉県立高等学校の教員となり、主に物理を教える。その後、教頭、校長を長年勤め2001年に定年退職。2001~2004年、トルコ・イスタンブル大学外国語学部でトルコ語を、ミマール・スィナン大学大学院でトルコ・イスラム建築史等を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきら
1
写真が多くて平易な文章なので読みやすい。形式は中高生の歴史の教科書ちっく。欲しい資料ドンピシャだった!2014/11/05
茎わかめろん
1
これは、初心者に優しくないかな。説明が分かりやすいとは言い難く・・・。私のセンスがないのが一番の要因でしょうが。2012/08/30
アキコ
0
トルコに存在するモスクなどを含めたイスラム建築について書いた本。時代順に書かれているため、観光で見るイスタンブールの建築は後半のほうに書かれています。一言でイスラム建築と言っても、外観は時代によって違うことに気づきます。しかし機能的にはほとんど同じ。この本を読めばイスラム建築の知識の基礎を知ることができると思います。トルコ全土のイスラム建築を網羅していて、データを集めたことに感服です。2015/06/29