感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅうり
8
沖縄旅行、空港の待ち時間で購入。住民の証言や資料をもとにひめゆり学徒隊を中心に沖縄戦を描くノンフィクション小説。全8巻の1巻目、まだまだ序盤なのに悲惨な話ばかり。希望に溢れる未来が待っていたはずの学生たちが戦争に巻き込まれていく。永遠の０でも感じたが、疎開船対馬丸や那覇空襲の警報の遅れなど、国民を守るための軍が保身に走ってばかりで怒りを通り越し呆れる。慶良間諸島の集団自決は教科書では習ったけれどいざ小説の形ではあまりの悲惨さに読み進めるのが難しかった。2016/05/23
