内容説明
闇に身を委ねなければ、闇の哀しみに触れることはない。世間から、宗教社会から、忌み嫌われ、山奥の村に棄てられた女たち。堕ちた男女が一瞬だけ人生を交差させた、決して成就することのない幻のダーク・ラブストーリー。ブラックアジアシリーズ第3弾!
目次
第1章 バタム島―辺境へ追放・隔離された女たち(堕ちて身体を売るしかない女たち;男女の獣道;辺境へ、辺境へと流される女たち;無数の傷跡を持つ女;蟻地獄から抜けられない女;さい果てに棄てられた女たち)
第2章 ビンタン島―南の島で憐憫・情愛に生きる女たち(熱帯の匂いを漂わせた村;微笑に隠された深い闇;孤高に甘じる女;決して結ばれることのない愛)
第3章 カリムン島、クンドゥール島―愛惜・別離が繰り返される女たち(ノー・グッド、ノー・マネー;堕ちた女と男の友情;初めて堕ちる女の姿;ハロー、グッドバイ)
終章 さよなら、愛しき女たち
著者等紹介
鈴木傾城[スズキケイセイ]
出身不詳。年齢不詳。職業不詳。経歴不詳。20歳の頃、初めてタイに放浪の旅に出る。以後、放浪を繰り返す人生になる。2000年、サイトを立ち上げ、カルト的な人気を得る。2006年、事故と体調悪化で3年のブランク。その後、サイトを再開して現在に至る。他にもブログ「ダークネス」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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