感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
molysk
18
MBTIは、世界的に有名な性格検査の一つ。ユングのタイプ論に基づき、人間の性格を対立する極をもつ4指標で分類する。即ち、心的エネルギーを自分の外と内のどちらに向けるか(外向と内向)、情報を五感とひらめきのどちらで知覚するか(感覚と直観)、収集した情報から因果関係と対人関係のどちらで判断するか(思考と感情)、外界への態度が計画的と臨機応変のどちらか(判断と知覚)。本書の目的は、自分のタイプを発達させて自分を最大限に活かすだけでなく、他者から学び、ともに生きることを働きかける洞察・見解を提供することにある。2019/08/23
アイロニカ
10
MBTIの本を読むのは『あなたの天職がわかる16の性格』に続いて2冊目。こちらはやや厚めで、専門知識を学ぶ際の最も基本とされている書籍らしい。多少用語の差異はあったが、予め自分のタイプや大まかな解釈を知っていたおかげでスムーズに読み進めることができた。念を押すように繰り返されていることは、性格タイプの理論を他者へのレッテル張りや人生を諦める根拠として誤用してはならないという戒めである。タイプ論は置かれた状況に対応する方策の癖を知る術であり、無意識的な囚われを固定化された呪いとして享受する娯楽ではないのだ。2020/06/21
レイコ
6
人をタイプに分ける考え方は、人生におけるあくまで参考書として。わかりやすい解説。どう使うか、使いきれるのか、いやできない。というわけで、知識としてインプットし、じぶんのタイプは把握し、あとは結局、相手への思いやりと許容で生きる。参考書を使っても、人生で満点は取れないし、満点でなくてもたくさん間違えてたくさん学びたい。2016/07/01
ヤギオ
6
人にはいろいろなタイプがある。分かっちゃいるけどついつい意見を押しつけたり自己中心的に考えてしまう人に役立つ本です。性格の本質のようなものがわかります。2013/04/04
バケツ
4
非常に良い。旧版である『招待』と8割方同じ内容だが、招待には載っていなかった内容が面白い。特にEQの表。世代とタイプの考察はアメリカのものだろうから、海外文化に疎い私にはよくわからなかった。2022/03/22