内容説明
徹底取材、師・松下幸之助が最も大切にした「運」と「愛嬌」を持って最高権力の座を掴んだどじょう総理は「決断できる」男か。どろどろの民主党代表選全内幕も。
目次
第1章 大波乱!ポスト菅をめぐる水面下の死闘
第2章 どじょう演説で掴んだ総理の椅子
第3章 松下幸之助の導き
第4章 地盤、看板、カバンなし。されど正義あり、良き友あり
第5章 わずか百五票差の落選と代表選初出馬
第6章 政権交代の実現を目指して、奔走
第7章 財務大臣として財政再建に取り組む
終章 どじょう総理、波乱の船出
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部卒業。1970年、『週刊文春』の記者となる。記者時代『小説電通』(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊「文藝春秋」に発表した『三越の女帝・竹久みちの野望と金脈』が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊文春を離れ、作家として政財官界から経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで創作活動をつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひとまろ
4
政治の世界を目指すキッカケや松下政経塾の話を皮切りに政権奪取や総理になる話まで。 選挙で落選した時の対抗候補が小島よしおの父親だったのは初耳。 民主党がどうとかという以前に政治の世界の話として面白かった。 2013/12/17
くるた
2
政治のことは詳しくないのですが、野田佳彦という政治家にはなんとなく好感をもっています。それ以前の総理に比べれば格段にいいかなと。本書は、野田佳彦個人が何を言ってどういう計算であの時動いていたか?を細かく紹介しつつ「こんなにいい人、できる人なんですよ」というまとめになっているので、民主党政権時代の全体像を見たい方には不向きかも。いいエピソードばかりなんだけど、何を書くかを選択してるのはもちろん著者なわけで、やっぱりこういう本は反対寄りの人が書いた本も合わせて読まないとね。とりあえずわりと好き、野田佳彦。2015/01/22
show0425
0
11年当時の代表選のドキュメントと、野田氏の出自を紐解くノンフィクションとして、非常に面白く読んだ。2013/08/16
ken
0
衆議院選で落選した時の対立候補が、小島よしおの父親だったというのは笑えた。 内容としては、、、、かなり褒めすぎ。2012/06/17
上り下り澱
0
この人は他人に本意を見せないんだなぁ。2011/11/13