出版社内容情報
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本書はプロジェクトという観点から『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を総括するとともに
アニメーション制作に興味のあるかたや業界を問わずプロジェクトの推進に携わろうという方々にも
大いに参考になる書籍です。
▼『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の目標、工程、体制、費用、期間、プリヴィズ導入実績など制作実態を
ビジネス的側面からまとめたプロジェクトマネジメント報告書
▼『シン・エヴァンゲリオン劇場版』総監督及びエグゼクティブ・プロデューサーの庵野秀明による「プロジェクト総括」インタビュー
▼鶴巻和哉(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』監督)、前田真宏(同監督)、轟木一騎(同総監督助手)、安野モヨコ(カラー取締役)、緒方智幸(カラー副社長)、川上量生(カラー社外取締役)、尾上克郎(特撮監督)、高橋望(認定NPO 法人アニメ特撮アーカイブ機構研究員)、鈴木敏夫(スタジオジブリ代表取締役プロデューサー)9名へのインタビュー
▼巻末付録インタビュー
ライセンシング証言(グラウンドワークス:代表 神村靖宏)、プロモーション証言(カラー広報宣伝・音楽制作 島居理恵)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
33
いわゆる『全記録全集』とは一線を画す内容が、本書の特徴と言える。つまり、技術的解説ではなく、プロジェクト遂行についての検分・検討を行うのだ。そのことで明らかにされるのは、株式会社カラーの組織の内実と、庵野秀明の思考並びに姿勢といったものだ。庵野がアニメから離れたのは、不確実性を求めていたからであり、実写でそれを体感した彼が、その方法論をアニメで実践したのが『シン・エヴァ』であった、ということ。ゆえに、庵野がしたいことを優先するのではなく、(つづく)2023/08/01
やまねっと
18
嗚呼終わってしまった。映画といい見事な総括である。 シンエヴァを見た時、とうとう終わってくれたという幸福感にも似た気持ちになったが、これを読んで完全に終わったと思った。 総括は大事だが、今後も何かしらのグッズ等展開してくるであろうエヴァはこれからも続くのだ。 関係者やそれに近しい人までエヴァを総括していて充実の内容になっている。個人的には轟木さんのインタビューが良かったのと、なぜかここにも川上量生が「笑」。 カラーも今後続いていくのに、社長のしばらくは何もしないというのはどうかと思ったが、今後も注目だ。2024/07/21
うさぎや
4
シンエヴァ制作の総括、あるいは裏側。なるほど!となる。2023/07/18
keisuke
3
面白かった。ビジネス書として売れてるというのは分からんが。庵野秀明は経営者に向いているというのはイメージとして意外。笑ったのは「宮さんはこの期に及んで人に褒められたい」という鈴木敏夫の言葉。2023/08/13
n雪
2
庵野監督のイメージが変わる本。 見た目やエピソードから示される「繊細で偏屈な芸術家」とはまったく異なる能力、実務的な管理能力やマネジメント能力、そして経営者の素質とか周囲への気遣いが鼓舞がすごい人なんだな…というのがわかった。(役所用語でいうロジ、兵站ができるひとじゃないと人は仕切れないのんだ…) トップがすべての責任を負うというのは、周りの人が責任を負わないわけではなく、監督に責任を負わせてしまう。何かがあれば監督が傷つく→だから一人ひとりが頑張らないといけない…という重すぎる信頼関係に成立するのだな。2024/09/21
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