内容説明
とてもさむいふゆ、オスカーとおとうさんは、はるにうまれる赤ちゃんとおかあさんのため、たべものさがしに大いそがし。でも、きんじょのなやには、ねこがすみついていて…。はるをむかえるよろこびと、かぞくへのおもいやりがつまった、心あたたまるおはなしです。
著者等紹介
ホーバン,リリアン[ホーバン,リリアン][Hoban,Lillian]
1925年、アメリカ、ペンシルバニア州生まれ。フィラデルフィアの美術学校でイラストレーションを専攻。1998年没
みはらいずみ[ミハライズミ]
三原泉。宮崎県生まれ。出版社勤務を経て、英米児童文学や絵本の翻訳・編集にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
18
イースターの頃に読むのにぴったり。2019/04/30
ぼんくら
13
もうすぐ赤ちゃんが生まれるからベッドを用意しなくてちゃならないのに、ねこがじゃまするし、お父さんは帰ってこないし、オスカーが頑張るしかない。というわけでオスカーは頑張りました。もうすぐ春、イースターが近い季節に。絵本よりちょっと長めのほのぼの幼年童話。2013/01/23
にゃおん
10
風邪をひいてしまったオスカーを置いて、一人で食料を探しに行くお父さん。そのお父さんが帰ってこない! もうすぐお母さんは赤ちゃんを生むのに! せつない気持ちになったけれど、そこはそれ、児童書。ホッとするエンディングでした。お父さんのサバイバル術、ある意味、すごかった!2013/01/28
7petit
9
ねずみのオスカーとおとうさんは はるに産まれてくる赤ちゃんのために 危険を冒して 猫がいる馬小屋へ 食べ物と赤ちゃんのバスケットを編むためのわらを取りに出かけます。おはなしの展開がとてもよく リリアン・ホーバンさんの挿絵もたくさんあり 最後は春がやってきたような あたたかさに包まれる本です。長いお話を読むのが苦手な子も 最後まで読んでくれそうです。低学年向き。2012/12/18
遠い日
8
もうじき赤ちゃんが生まれてくるし、おとうさんは戻ってこないし。やきもきするオスカーの心配はただごとじゃない。赤ちゃんのベッドを用意してあげなくちゃならないのだ。自分ひとりでは、いい藁を取りに行けない。勇敢にもおとうさんの行動には、びっくりするやらおかしいやら。ラストはほっこり。イースターバニーはいい人(?)だね。2013/01/30