目次
日本人の道徳としての武士道
武士道の源
義
勇
仁
礼
誠
名誉
忠義
武士の教育
克己
切腹とかたき討ち
刀
女性の地位
武士道の影響
武士道はなお生きているか
武士道の将来
著者等紹介
新渡戸稲造[ニトベイナゾウ]
1862‐1933年。南部藩(岩手県)の士族の家に生まれる。札幌農学校(現北海道大学)に入学。同じく二期生の内村鑑三などともに洗礼を受け、キリスト教徒となる。東京帝国大学を経て、アメリカ・ドイツに留学した後、札幌農学校助教授として帰国。帰国後、旧制第一高等学校校長、東大教授を歴任。1920年国際連盟設立に伴い事務次長に選ばれる。日本が国際連盟を脱退し軍国主義が強まると、軍部や右翼の激しい反発に合う
大橋小太郎[オオハシコタロウ]
福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒。日本人の精神の源流に強い関心を抱き、特に神道や武士道の研究をつづけている。海外ビジネスを長年経験した後、翻訳・著述の仕事に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kyon
5
読み易いような、難しいような(笑)『武士道』を分かっている人には、かなり分かりやすいのだと思うのですが、全く分かっていない私には、分からない部分も。作者が、序文にも述べているように、『外国の読書者』に理解しやすいように、ヨーロッパの歴史や文化から引用しています。ヨーロッパに無知な私は、この引用がしっくりこなかったのかも。他の『武士道』の本を読み、知識を増やした後、もう一度読み直したいです。2016/02/10
しめ
3
現在の日本では到底受け入れられないような部分も少なからずあるかもしれないが、先人たちが築き上げ、自分たちの中に宿っている「武士道」の存在を否定することはできない。「日本人らしさ」と「武士道」は不可分といってもよいのではないか。 超訳ということで訳者のアレンジも多少加えられているのであろうが、しなやかで素敵な文章だった。原文でも読みたい。新渡戸に対する“憧れ”のようなものも少しではあるが芽生えた。2017/10/24
Toshio Cookiesoul Sasakura
3
なんで日本人ってこんななだろう?みたいな疑問の幾つが解る本。大切にしなきゃいけない思想も沢山あります。2015/02/21
森林・米・畑
2
理解しやすく読みやすい武士道現代語訳。超訳しすぎていて物足りないかも?2013/09/22
Tsukasa Oohara
2
時々は読み返したい。忘れてしまうから。2013/04/30