内容説明
今も震災復興、地震・津波防災、火山対策、風水害対策、さらには地域創生などさまざまな分野に携わらせていただいていることに感謝しつつ、これまで筆者が関わってきた事例を中心に、岩手での減災への取り組みを紹介しています。
目次
第1部 地震災害(本県の地震記録を見る;忘れられた「陸羽」大地震 ほか)
第2部 津波災害(本県の津波記録を見る;津波は陸地に近づくと高くなる ほか)
第3部 火山災害(本県の火山噴火記録を見る;火山噴火の仕組みと形態 ほか)
第4部 豪雨災害(本県の豪雨災害記録を見る;カスリンおよびアイオン台風 ほか)
著者等紹介
齋藤徳美[サイトウトクミ]
昭和20年秋田市生まれ。平成27年3月同定年退職、岩手大学名誉教授。専門は地下計測学・地域防災学。平成10(1998)年岩手山の噴火危機に際して岩手方式の危機管理対応システムを構築。東日本大震災以降は、「岩手県東日本大震災津波復興委員会・総合企画専門委員会委員長」として復興計画の立案、進捗管理などにあたる。「岩手県の火山活動に関する検討会座長」など現在も火山防災をけん引。「岩手県風水害対策支援チーム」の立ち上げを先導。各自治体での職員研修や防災士育成研修の講師も務める。また、20年余「青森・岩手不法投棄現場の原状回復協議套」の委員長として、産廃の撤去、土壊浄化に尽力した。防災功労で、平成28年度防災大臣表彰、同29年度内閣総理大臣表彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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