CUON韓国文学の名作<br> 広場

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CUON韓国文学の名作
広場

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  • サイズ B40判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784904855836
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

朝鮮半島にある二つの国家。朝鮮戦争停戦後、釈放捕虜となった李明俊は、腐敗した南に留まることも硬直した北への帰還も拒み、第三国行きを希望するが―。分断された社会の本質に迫り、その対立の狭間で葛藤し続ける人間を描いた、世紀を越えて読まれるロングセラー小説。

著者等紹介

崔仁勲[チェイヌン]
1934年(公式な出生記録では1936年)、咸鏡北道会寧に生まれる。ソウル大学法学部中退。1959年「グレイ倶楽部顛末記」と「ラウル伝」が『自由文学』で推薦され、小説家として認められた。1977年から2001年5月までソウル芸術大学文芸創作科教授として在職し、作品執筆と後進養成に力を尽くした。東仁文学賞(1966)、韓国演劇映画芸術賞戯曲賞(1977)、中央文化大賞芸術部門奨励賞(1978)、ソウル劇評家グループ賞(1979)、怡山文学賞(1994)などを受賞。2018年7月23日没

吉川凪[ヨシカワナギ]
大阪生まれ。新聞社勤務を経て韓国に留学、仁荷大学国文科大学院で韓国近代文学を専攻。文学博士。金英夏『殺人者の記憶法』で第四回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タカラ~ム

8
#はじめての海外文学 vol.5で吉川凪さんが推薦している作品。自らの『広場』を探し求める李明俊(イ・ミョンジュン)は、南から北、そして中立国へと居場所を求め続ける。1961年に刊行され、2004年には「韓国最高の小説」にも選ばれたという。明俊が探し求める『広場』とは『自由』ということなのだと思う。誰もが自由を求める。だが、自由は簡単には手に入らない。手に入れたと思っても次の瞬間にはどこかに消えてしまう。著者は本書の修正・改作を繰り返し続けたという。著者自身も自らの『広場』を探し続けていたのだろう。2020/03/15

クァベギ

4
朝鮮半島の政治を取り上げていて、保守と革新(?)のどちらにも寄っていなくて、なおかつ深みがある…。こういう小説を読むのは初めて。読了後に訳者解説を読むと、「〈反共〉一辺倒の風潮の中で、北と南の理念体系の両方に対して等しく冷静な眼を向けた小説は『広場』以前にはなかったし、その後もずっとなかったという」とあった。だから新鮮な印象を受けたのだなと納得。もしかすると、翻訳の文体も、新鮮さを感じさせる一要素かもしれないけれど。 2023/02/10

メルコ

4
「韓国文学の名作」シリーズの1作目で戦後韓国文学を代表する作品。主人公は北朝鮮軍の李明俊。朝鮮戦争後中立国に向かう船に乗っている。かつて北に渡る前の生活を思い返す…。発表時社会に衝撃を与えたというのも、歴史のなかで彷徨う主人公がリアルだったのだろう。自由で堕落した南に失望し北に行くも冷え切ったコミュニズムに挫折する。そして北でも南でも恋愛に熱を上げる。ある時代のなかで思い悩む青年の描写は読む者に迫る。時制がややこしく混乱させ、観念的な描写が多く難解に感じさせる。広場とは密室の反対で、社会的な場のことを示す2020/02/09

コウみん

2
韓国の戦後小説。 明俊は家族を捨て、越北した父で知り合いから育てられた。そこで彼は密室ばかりで広場がない南の方に呆れ、北に行くが、そこは広場だけあった。結局、彼はどっちでもない中立国を選ぶが、中立国に向かう船で海に飛び降りる。 資本主義と社会主義を批判する内容で人物の描写がはっきりした小説だった。 2020/11/10

m

1
阪急京都線に揺られながる往復の中で読了2022/03/05

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