新しい韓国の文学<br> アオイガーデン

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新しい韓国の文学
アオイガーデン

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904855683
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

グロテスクでありながら美しく、目を逸らしたくとも凝視せずにはいられない―容赦ない筆致で迫りくるピョン・ヘヨンワールドの傑作選。狭いマンホールで身を隠して暮らす子どもたち(『マンホール』)、渓谷で行方不明になった妻のものとおぼしき遺体の確認をする男(『死体たち』)、マイホームを取り囲む不穏な犬の鳴き声(『飼育場の方へ』)ほか、表題含む八編を収録。李箱文学賞を受賞した作家による、鮮烈な短編集。

著者等紹介

ピョンヘヨン[ピョンヘヨン]
片惠英。1972年ソウル生まれ。ソウル芸術大学文芸創科を卒業して、漢陽大学国文学科の修士課程修了。2000年ソウル新聞の新春文芸に短編「露はらい」でデビュー。韓国日報文学賞、イ・ヒョソク文学賞、今日の若い芸術家賞、東仁文学賞、李箱文学賞、現代文学賞を受賞。2013年より明知大学文芸創作科の教授

きむふな[キムフナ]
韓国生まれ。韓国の誠信女子大学、同大学院を卒業し、専修大学日本文学科で博士号を取得。日韓の文学作品の紹介と翻訳に携わっている。韓国語訳書の津島佑子『笑いオオカミ』にて板雨翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アマニョッキ

55
読むのにかなり時間がかかりました。図書館で2度借り、延長し、やっと読了。どれも救いのない物語で、目を背けたくなりながらもどうしてもこの作品を手放すことができませんでした。頁をめくるわたしの手からも腐敗臭がしてくるような凄絶な筆致。ひとつ間違えればただのグロテスク小説になりそうなのだが、どこかに気品というか爽やかさが漂っている。少読のわたしが言うのは本当におこがましのですが、日本文学にはない魂の覚悟のようなものがある気がします。2020/10/21

三柴ゆよし

34
日常がすこしずつ狂い崩壊していく恐怖に焦点を合わせた『モンスーン』にくらべると、こちらは、くさい、きたない、キモいがそろった3K短篇集。特に伝染病が蔓延した団地に暮らす家族を描いた表題作(香港のアモイガーデンにおけるSARS集団感染をモデルにしているらしい)が時期的にもドンピシャで、読んだことを後悔するレベルの最悪さだった(褒めてる)。どちらかというと『モンスーン』の作風のほうが好みだが、このにおいたつような不気味さと猟奇趣味はただごとではない。残雪の後継者がこんなところにいたのかとうれしくなった。2020/02/22

星落秋風五丈原

26
いやーディストピアのジャンルもちゃんとあるんですね。よくもこう次から次へと気持ちの悪いものを。想像力豊かな人はたまらないです。で「貯水池」のあの三人っていったい何者?気になるなぁ。2018/03/05

ふるい

19
とてもよかった。どれも救いがなくキツい物語だけれども。ピョン・ヘヨンが徹底して描くのは、はじめから社会に見捨てられている人、あるいは見捨てられつつある人である。"努力すれば誰もが這い上がれる社会"なんてものはおとぎ話であると既に知っている我々にとって、彼らに容赦なく降りかかる災厄はけっして無縁のものではない。幻想的でグロテスクな要素の強い作品も、比較的現実に即した作品もどちらも面白かった。特に「アオイガーデン」は、コロナ時代の今まさに起こっているようなことが書かれていて迫力があった。2020/07/17

チェアー

14
悪臭、腐敗。汚いものを汚いと言えなくなる、思えなくなる世界を描く。読めば読むほど、いまの世の中とどこが違うの、と思う。外見は違っても、きれいに見えても、中身は腐っていないのかい?人間だって死んだら腐るんだよ。だれでも。読むには覚悟がいる作品たち。2019/08/01

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