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出版社内容情報
佐野洋子が哲学者の崔禎鎬氏と約40年間に交わした未公開書簡集。二人の出会いにも触れた崔氏のエッセイや谷川俊太郎の詩も収録。男と女についての考察、幼い日の思い出、結婚と離婚、子育て、芸術について──。
40年近くにわたり、〈ミスタ崔〉こと韓国人哲学者・と交わした57通の手紙。
若き日の佐野洋子の素顔が浮かぶ未公開書簡集。
谷川俊太郎作「隣の国の男」(ミスタ崔をモチーフにした詩)、およびミスタ崔による「回想の佐野洋子」も所収。
序詩「隣の国の男」 谷川俊太郎
第一章 一九六七年
第二章 一九七一年
第三章 一九七七年~一九八二年
第四章 一九八九年~一九九四年
第五章 一九九六年~二○○五年
「回想の佐野洋子」崔禎鎬
佐野洋子[サノ ヨウコ]
1938年、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒。1967年、ベルリン造形大学においてリトグラフを学ぶ。主な作品に『一○○万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)などのエッセイも多数。2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年、72歳で永眠。
崔禎鎬[チョエ ジョンホ]
1933年全州生まれ。ソウル大学卒業後ドイツへ留学し、1968年ベルリン自由大学にて哲学博士号を取得。帰国後は成均館大学校および延世大学校にて教授として教壇に立つ。また、大学在学中から新聞記者としての活動をはじめ、韓国日報・中央日報などの記者、特派員、論説委員を務める。その後も朝鮮日報、東亜日報等にコラムを寄稿。著作には『藝―Non Plus Ultra』、『芸術と政治』、『政治と言語』、『福に関する談論』、『韓国の文化遺産』(2017年クオンより邦訳刊行予定)などがある。韓国言論学会長(1977?1979年)、韓国未来学会長(1992?1999年)、韓独FORUM 共同議長(2002?2012年)を歴任。
国民勲章(牡丹章)、李彌勒文化賞、ドイツ連邦共和国功労十字勲章等を受章。
吉川 凪[ヨシカワ ナギ]
大阪生まれ。新聞社勤務の後、韓国に留学。仁荷大学博士課程修了。文学博士。著書『朝鮮最初のモダニスト鄭芝溶』、『京城のダダ、東京のダダ』、訳書『申庚林詩選集 ラクダに乗って』、『都市は何によってできているのか』、『酔うために飲むのではないからマッコリはゆっくり味わう』、『アンダー、サンダー、テンダー』など。
内容説明
40年近くにわたり、“ミスタ崔”と交わした57通の手紙。若き日の佐野洋子の素顔が浮かぶ、ベルリン・ミラノ・ソウル・東京を往復した未公開書簡集。
目次
第1章 一九六七年
第2章 一九七一年
第3章 一九七七年~一九八二年
第4章 一九八九年~一九九四年
第5章 一九九六年~二〇〇五年
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