著者等紹介
鬼海弘雄[キカイヒロオ]
1945年、山形県寒河江市生まれ。土門拳賞、伊奈信男賞、日本写真協会賞年度賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yumiha
38
トルコのアナトリア地方。20年ほど前の写真のせいか、昭和の日本を見ているような感じ。背景やキャプションも含めてドラマが立ち上がる感じがする写真たち。シャッターチャンスは今!という的確な瞬間を切り取っているのもさすが。どの写真もいいのだけれど、一番好きなのは「22羽のアヒルと冬の気球」。まるで気球をめざしているようにアヒルたちが背中を見せていた。2019/03/10
たまきら
17
人の生活を眺める。暮らしを知る。そして、面白いと思う。切り取る。そんなざっくり感がつたわってくる写真集でした。2016/03/03
yuzi
1
キャプション名人・鬼海さんのトルコ写真集。『PERSONA』でも思ったけど、人の撮り方がすごい。切り刻むみたいに撮る。どうやってその情報を得たの?みたいなキャプションとか、焦点があっていない被写体をあえてキャプションにしていたり、キャプションありきの作品集。『PERSONA』とちがって、こちらは町角写真だから風景も楽しめる。構図といい、収める瞬間といい天才的だと思う。時間軸を感じない。なんだろう。とにかくいいんです。2012/06/03
samehada13
0
濃淡がはっきりしていなくて好きな写真が多かった。2015/09/14
megmushi
0
スナップとは言え計算し尽くされた構図、本当に巧い!キャプションの妙も相変わらず。それにしても浅草といい、トルコといい、世間とは時間の流れが違うような不思議な場所を見つける鬼海さんの眼差し、素晴らしいですね。(以下余談。トークショー後購入しましたが、サイン会参加者が思いの外少なかった…。確かに決して安くはないですが、内容はもちろん製本、装丁も端正な写真集です。作品集を買うことも一種のパトロネージュだと思うので鬼海さんファンは是非購入を!)2011/01/25