白氏文集は“もんじゅう”か“ぶんしゅう”か―“文集”閑談

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  • サイズ B6判/ページ数 103p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904827178
  • NDC分類 921.43
  • Cコード C0095

目次

1 『文集』の振り仮名
2 同音衝突
3 同音回避
4 『文集』を“モンジュウ”と読んだ最初の人
5 『広辞苑』第六版の記述をめぐって
6 辞書・辞典の用例
7 明治期における『文集』の振り仮名
8 白居易全集の二書名について
資料 旧鈔本「長恨歌」

著者等紹介

神鷹徳治[カミタカトクハル]
昭和22年鹿児島市生。広島大学文学部中国文学科卒。東京大学大学院中国哲学専攻修了。正則高等学校、女子学院を経て、帝塚山学院大学、明治大学の教員を歴任。現在、明治大学文学部教授。博士(文学)中国古典文献学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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pippi

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いやぁ恐るべき明治期の国語教育。「もんじゅう」と呉音で読みだしたのは何とたかが100年ちょっと前の明治30年代以降からであって、それまで平安時代から江戸時代までは漢音の「ぶんしゅう」だった!今したり顔で『白氏文集』を「はくしもんじゅう」と読んでる方お気をつけ召され。そこには伝統も歴史背景も無い。明治中期義務教育の作文教育普及により台頭してきた“つづり物”としての“文集(ぶんしゅう)”と固有名詞の『文集(ぶんしゅう)』間の同音衝突が意識され、かつ漢字音の呉音読み復活の流れに沿って“同音回避”が発生、現在に至2014/01/14

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