内容説明
速読中心の実用英語や小手先の英語力ではもう、通用しない。著者は河合塾・駿台予備学校で35年にわたって英語を教え続けてきた経験豊かな講師。洗練された英文を例題に用い、平易な文法の解説と明解な構文の説明を展開。また、その時代背景や作者の心理にまで踏み込んだ「解説」は従来の類書には無いもの。受験生はもちろん大学生、社会人…あらゆる読者を知的興奮の世界へと誘う。
目次
二種類の天才
自分の価値基準
試験
成熟と喪失
優れた作家の影響
努力について
知的勇気
人間の行動様式
文化の形
平等について〔ほか〕
著者等紹介
斎藤雅久[サイトウマサヒサ]
1946年東京生れ。東京教育大学大学院修了。元、河合塾・駿台予備学校講師。現、河合塾コスモ講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
15
この本は大学受験生や大学教養の授業に使ってもいい本だと感じています。ある人に勧められて読んでみたのですが、解説が素晴らしい本だと感じました。予備校の先生で(申し訳ありませんが偏見ではないのですが)これだけの文を書ける人がいたとは思いませんでした。(まあ山本義隆さんは別格ですが)掲載されている英文は特に難しい単語などを使用していないのですが、訳すのに苦労があるような文章でしかもその文章が内容のあるものとなっています。2014/02/05
鳩羽
9
なにかの書評誌に載っていたのを気になって購入、積ん読にしていたもの。入試問題に使われた英文を、文法を説明しながら解説していく参考書なのだが、むしろ面白いのは筆者の(英文の説明より長く、ときに英文とあんまり関係なかったりする)解説。英文を読むための英文ではなく、その先にある知の連なりに、勉強する人を迎え入れようとする意思が感じられる。2015/07/09
Takashi Oya
1
1995年の河合塾・駒場校のクラスで著者に教えて頂いて。まさに講義がそのまま著書になった感じで懐かしかった。2014/09/04