内容説明
子どもたちをむさぼり食う世にもおそろしいモンスター“ヤーク”には、一つだけ弱点がある。それは、悪い子を食べるとアレルギー反応を起こして下痢をするということだ。ある日ヤークは、マドレーヌという心のきれいな女の子と出会う。ヤークに初めて、「いとおしい」という感情がめばえた。食べたい気持ちといとおしい気持ちにはさまれたヤークは…。フランス発、ブラックユーモアたっぷりの、愛の物語。
著者等紹介
サンティーニ,ベルトラン[サンティーニ,ベルトラン][Santini,Bertrand]
フランスの作家・グラフィックデザイナー・シナリオライター・映画監督。1968年生まれ。エクス・アン・プロヴァンス大学卒。空想の世界をブラック・ユーモアを交えて描くことを得意とする
ガパイヤール,ロラン[ガパイヤール,ロラン][Gapaillard,Laurent]
フランスのビジュアルデザイナー・イラストレーター。1980年生まれ。パリにあるデザイン学校ESAGで学んだ後、アニメーション・SF・歴史映画など数々の映像デザインに携わる
安積みづの[アサカミズノ]
松山大学准教授、翻訳家。大学でフランス語を教える傍ら、翻訳や読み聞かせボランティアを行う
越智三起子[オチミキコ]
松山大学特任准教授、ライター、翻訳家。フランスの絵本・児童書を紹介する活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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花林糖
14
(図書館本)フランスの児童書。子供が主食のヤークのお話で、子供達の描写がなかなか凄いけれど、嫌な感じは余りない。怪物ヤーク途中から愛らしく思えてくる。ロラン・ガパイヤールの絵が素敵で自分好みで嬉しい。(購入)2016/02/13
遠い日
8
子どもたちをむさぼり食うモンスター、ヤーク。たったひとつの弱点は、「悪い子」を食べると下痢をすること。現代っ子を食べられた代物じゃないと一言のもとに切って捨てるシニカルさ。子どもの持つあらゆるマイナス要素を開陳し、嗤う。アイロニーに満ちた物語。それでも、運命は皮肉にもヤーク自身を試すこととなる。そして、ヤークのなかに芽生えた新しい感情に、ほろりとするのはわたしだけではあるまい。愛すべきヤーク。あなたのお子さんが食べられるかもしれないかどうかは、この本をよんでみてください。 2013/01/30
naonchi
5
フレンチな皮肉の利いた児童書。人間は一番はびこっていて有名な種のモンスターで、ヤークは希少種で知られてないタイプのモンスター。どちらもモンスターという設定がいいです。どうです、この発想は映画『モンスターズ・インク』でも『となりのトトロ』でも無かったでしょ?子供に読み聞かせるのにピッタリのリズムで、翻訳もばっちり!ヤークが可愛くて、いじらしくて、子供は大好きになるんじゃないのかな。この絵本がこれから色々なところで、ボロボロになるほど読まれ続けて欲しいです。2012/10/26
AsuCan
4
悪い子は食べられてしまうのです、ではないのにびっくり。まぁ教訓めいたお話やないからかな。最後のヤークがとてもかわいらしく思える2013/02/17
Dr.strangelove
3
「とっとと失せろ、このチンピラ怪物!」「地獄へ落ちやがれ!」サンタクロースの台詞に吹いた。それが聖人の言う事か・・・。設定はユーモラスですが、可愛い盛りを過ぎた子どもは森に捨てられる、とは辛辣。そんな目に遭わなければ、あの子達だってヤークを虐めたりしなかっただろうな。2013/12/03
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