内容説明
原爆は空から降ってきました。けれど、僕たちは、それでも空を見上げます。未来に「命の火」を受け継ぐ少年の物語。小学高学年以上。
著者等紹介
井上雅博[イノウエマサヒロ]
1964年広島県生まれ。崇徳高校卒。2007年日本動物児童文学賞奨励賞、09年中国短編文学賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミーコ
60
普通に今の時代に生まれていたら こんな辛い目に会わずに済んだのに・・・と思うと悔しい限りです。恋人同士でも、この時代 二人で外を歩く事すら許されず、正法さんは赤紙が来て戦争へ、加之ちゃんは原爆で大火傷を負います。終戦後 戻って来た正法さんは足を切断、加之ちゃんは焼け爛れた顔を、悲惨な原爆の現状を後々まで皆が忘れる事のない様に絵の好きな弟 高志に書いて貰います。無理の効かない身体で正法さんから貰った反物で浴衣を仕上げるも プロポーズを受ける前に亡くなってしまいます。やりきれない思いで一杯です。二度と戦争は❌2017/08/28
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