内容説明
祝30周年。これまで論じられてこなかった、日本全国の本のある場所。ブックオフとはなんなのか。その魅力と、いくつかの思い出。
目次
武田砂鉄
山下賢二(ホホホ座)
小国貴司(BOOKS青いカバ)
Z
佐藤晋
馬場幸治(古書ビビビ)
島田潤一郎
大石トロンボ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばう
58
★★★ブックオフ愛に満ちた7人のエッセイ&1人の漫画。それほど期待せず読み始めたら思いの外楽しめました。せどりとブックオフの関係とその歴史(?)が中々興味深かった。最後の島田潤一郎さんの文に「ブックオフで◯◯を安く買えたから今日はいい日だっ」と思えたらいい」みたいな文章があったけれど、その気持ちとってもよく分かる。そうだ、ブックオフには小さな幸せがいっぱい詰まってる。何だか無性にブックオフに行きたくなってきた。あと数日でセール始まるし!でも積読本と図書館本がまだまだいっぱいあるから泣きながら諦めよう😭2025/08/10
ナミのママ
58
1990年に創業したブックオフの30周年を祝って、ひとり出版社『夏葉社』が2020年に出版した本。書籍に関わる人が集まって書いただけあってマニアックな部分にクスッと笑ってしまう。そういえば以前は単行本はすべて半額だったなぁ、手にバーコードリーダーを持った人をたくさん見かけた時期もあったし、と懐かしく思い出した。ブックオフには直営店とフランチャイズ店があるが私はフランチャイズ店の方が好き。短時間でサラッと読める本だがブックオフ好きなら楽しいと思う。2022/06/28
Kanonlicht
40
文筆家から古書店経営者、せどらーまで、ブックオフに一家言を持つ人たちによるエッセイ集。自分も定期的にブックオフ巡回しているので、読んでいるとみんな同じことしているんだなあと頷くこと頻り。ブックオフが世の中の書店の数を減少させる一因だと言う人もいるけれど、一方で、思いがけない良本に巡り合う機会をつくったり、「紙の本」文化の衰退を防ぐのに貢献したりしていると思う。2021/11/20
kawa
39
文化人類学的ブックオフ研究。皆さん、ブックオフのマニアックかつ本格的利用者。ビーマーとかピコラーなんて知らなかった(笑)。後半で、あの「夏葉社」の本と気がつく。島田さんが同好の志を集めて作った本と・・・?。ちなみに私は、スキマ時間に読む新書を100円コーナーで漁る程度。それでも年間に換算すると50冊以上は読んでると思う。2022/04/18
ネギっ子gen
37
「本を売るならブックオフ!」の新古書チェーン店。全国どこにでもある、あの独特の明るさがあるチャラい外観の店。だが、「本屋さん好き」の間で、その名は禁忌。業界からは敵視や軽視され、ブックオフとは何なのか? という問いは長年お座成りに――。本書は、武田砂鉄、山下賢二(ホホホ座)、馬場幸治(古書ビビビ) など、ブックオフに日々通う8名がブックオフについて語り、その魅力を丁寧に掘り下げた本。マンガも載って、とにかく楽しいブックオフ愛の詰まった本。自分にとってのお宝本を買い叩かれた!という恨みは置いておいて――。⇒2021/03/20
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