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  • サイズ B6判/ページ数 284p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784904816233
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0036

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

49
何もかもが雑貨。雑貨は素晴らしい! 調べてみると越して3年目の我が町から山郷方面に雑貨屋を見つけた。週末行ってみよう。2021/10/29

あじ

33
【雑貨】はカオス、広大な宇宙を漂流する曖昧な(括弧)。小指の先のほんの一角で、実店舗を運営する著者。思慮深き論考者の断片と、知的なことば選びの事理で【雑貨】回りを浮遊する。霧の中を舟で川下りしているような、水面穏やかな随筆。 ◆夏葉社の本、旅先にて購入2018/11/03

Tenouji

16
我々は、歩んできた人生の軌跡ではなく、その軌跡から漏れたものによってしか、心象を形づくることができない。この本を読んで、横浜SFや少女終末旅行が何を描こうとしているのか理解できた気がする。世界はトーベヤンソンの思い描いたユートピアを目指しているんだろうか。落合氏のデジタルネイチャーにも同じような風景が描かれているような気がするのは偶然だろうか。全体性へと回収されながら個としての自由も奪われない理想世界。そのイメージから漏れ出た、どこかパンク的かつタブッキ的なにおいも若干する秀逸な雑貨エッセイ。2018/11/10

kana

15
≪世界がじわじわと雑貨化している気がする≫という最高すぎるパワーワードを主軸に雑貨店店主が日々思うことを綴るエッセイ。その道が長い人にしか持てない視点にあふれた文章ってすごくいい。確かに「雑貨」って何?と改めて問われると奥が深くてううむと唸ってしまう。著者曰く「人々が雑貨だと思えば雑貨」なんだそうで、そう考える感覚を「雑貨感覚」と呼びます。機能性を前提に存在する「道具」は、デジタル化等が進むにつれて減少していき、所有物は各個人の表現の一環みたいになっているかも…と身の回りを振り返って気付き、はっとします。2022/09/25

paluko

10
タイトルは「すべてが雑貨になる」(すべ雑)でもいいのかもしれない。「世界がじわじわと雑貨化している気がする。」(19頁)言われてみれば、雑貨店で扱うものの範囲がどんどん広くなってきて(食品も、本も、そこそこ大きさのある家具まで…)雑貨の定義が耐えられないほどに曖昧になっている気もする。この本自体も雑貨店主の雑感エッセイと思っていたら文芸的でもあり、自伝的でもあり、作家(物のね)点描もあり、ヒロ・ヤマガタやレゴの話まであって、どこの棚に収めても収まりきらない成分が浸みだしてきそう。2021/01/27

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