本屋会議

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904816134
  • NDC分類 024.1
  • Cコード C0000

内容説明

町の本屋さんについて、一年間考えた。わたしたちの町には本屋さんが必要です。生活のすぐそばにある本屋さんの、これまでと、これからと、いま。みんなで考えた、あたらしい「町の本屋」論。

目次

わたしの町の本屋さん
町には本屋さんが必要です会議
本屋さんの五〇年
本屋原論

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1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユメ

73
自分にとって本屋さんが必要だということが当たり前すぎて「なぜ本屋さんが必要なのか」という問いに答えるのが難しいことに気付いた。スマートフォン一台あればすぐ本が買えるというのは現代の豊かさの象徴なのかもしれないが、どうも私はそう感じない。私にとって、本屋さんで実際にそこに並ぶ本を手に取って眺めながら、ゆっくり時間をかけて選ぶことこそ豊かな行為なのであり、検索ウインドウにタイトルを打ち込むだけというのは『モモ』が思い浮かぶようで性に合わないのだ。本屋さんが好きな読者である自分のために、本屋さんを大事にしたい。2015/04/13

ぶんこ

49
「わたしの町の本屋さん 1〜3」に掲載された本屋さんの話と、図書委員長の文章が面白かったです。茅野市の今井書店さんでは、本を配達する場面で勤めていた若かりし頃の職場内を廻っていた本屋さんを思い出し懐かしかった。また留萌の町の人々が、町に本屋さんを誘致するための努力と、誘致後も本屋さんを維持しようと頑張る姿勢に感動しました。本屋さんが来てくれたから終わりではなく、それから営業し続けてくれてこそですね。また本屋を新規開店するには驚くような金額が必要と知り、これでは古本屋さんを目指すしか無いのがわかりました。2021/07/06

吾亦紅

30
なぜ本屋は消えていくのか。本屋の過去現在、そして未来。自分がその時々に通っていた本屋の一角や匂い、それらが懐かしく思い出された。お小遣いの中から毎月漫画雑誌を一冊、そして文庫本を何冊か買っていた過去の自分が愛しい。広島の、ある本好きの女子中学生の書いた原稿用紙15枚分の作文が素晴らしかった。2021/06/06

春が来た

27
本屋会議=町には本屋さんが必要です会議。本屋さん書店員さんの本への思いが詰まったノンフィクション。経営について語られている部分が多い。けれども、本が好き、本の魅力、普段なかなか語ることのない思いが、言語化されていて共感度、納得度はかなり高め。読んでいてドキドキする。長野県 芽野市 今井書店店主のひとこと「店は基地なんです」に ずきゅん♡ ”本好き中学生の三年間”という図書委員さんの書いた文章に ばきゅん♡私の方が泣いてもいいですか、ってくらい熱いものが伝わってくる。2021/05/01

壱萬参仟縁

27
茅野市の今井書店は本を届ける本屋さん(10頁~)。原村へ白いバンが向かう。絵本を運ぶ(14頁)。今井書店で6千人の園児がいる。38.2%の子供が福音館書店の『こどものとも』を購読する、子どもには不可欠のまちの本屋という(15頁)。上田市の平林堂書店(128-35頁写真)。懐かしいが、岩波文庫がとても充実していたことを思い出した。自転車でも、アルト550でも出かけていたなぁ。134頁の写真のような記憶もある。 2015/04/24

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