内容説明
「力学」とは、俳句を貫く俳句の法則のようなものを考察したいと願っての題である―俳句形式における主題と表現の関係について、対概念の提示、他の芸術分野との類比などの手法で迫る。俳句への愛着と信頼を高らかに謳い上げた、岸本俳論の決定版。
目次
俳句の可能性
主題について―季題という秩序
季題を演じる
季題と取り合わせ
写生について
「写生」と「読み」について
言葉選びの心理
名山と名月
切れ字について―『葛飾』の場合
切れ字と叙情について
常態としての変化―俳句と時間
感覚について
俳句の設計思想
会話と棒読み―他者としての言葉
言葉と自然
内言語について
俳句という器
著者等紹介
岸本尚毅[キシモトナオキ]
昭和36年岡山県に生まれる。中学生の頃に俳句を始める。東大学生俳句会・東大ホトトギス会に参加。初学時代は「渦」に投句し赤尾兜子の選を仰ぐ。兜子の死後、「青」に投句し波多野爽波の選を仰ぐ。平成3年田中裕明とともに「青」同人賞を受賞。「ゆう」に投句し田中裕明の選を仰ぐ。現在「天為」(有馬朗人主宰)・「屋根」(斎藤夏風主宰)同人。著書に句集『舜』(第16回俳人協会新人賞)、エッセイ・評論『俳句の力学』(第23回俳人協会評論新人賞)、『高浜虚子 俳句の力』(第26回俳人協会評論賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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