目次
新左翼系=総会屋系雑誌の壊滅
家内制手工業の日々
皇室タブーと右翼の攻撃
イトマン事件と家宅捜索
コミック規制反対の闘い
差別表現と「断筆」めぐる合意
三田佳子さん二男の薬物事件
麻原元教祖三女の入学拒否事件
和歌山カレー事件・林眞須美死刑囚
武富士盗聴事件と裁判闘争
奈良女児殺害・小林薫死刑囚の手記
宮崎勤死刑囚の突然の刑執行
三浦和義さんの謎の死
映画「ザ・コーヴ」上映中止騒動
田代まさしさんの薬物事件
雑誌ジャーナリズムの苦境
著者等紹介
篠田博之[シノダヒロユキ]
1951年茨城県生まれ。1980年より『創』編集に関わる。81年同誌編集長。現在は創出版代表も兼務。本業のほかに東京新聞に毎週「週刊誌を読む」連載。同コラムは北海道新聞、中国新聞、大分合同新聞などにも転載されている。日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、また東京経済大学大学院講師、日本エディタースクール講師なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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itchie
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恐ろしい密度。これだけ多くの事件にある種の「当事者」として関わったマスコミ人はいないだろう。朝日やNHKの問題でメディアの中立が叫ばれる。しかし、目指すべきは社会や世界の公平ではないか?そのために情報発信と言論でコミットする。これだって、いやこれこそジャーナリズムの役目だ。2015/04/18
hiratax
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「創」は図書館で読む雑誌だ。どこでも購読しているので読む。余裕がある時は全編、ない時は主要な連載のみ。ほぼ毎月読んでいるので書かれている内容を思い出す。2013/04/15
flogfrog
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篠田さんは偉いと思います。ただ本書はこれまで創出版発行の本を抜粋しただけのような内容で、割とライト。エピソードを集めた内容ではなく、いち編集者として何を考えるのか、じっくりと書き下ろした内容が読みたかった。2013/06/19
saku_taka
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反骨の人。これほどの情熱を持った編集者・出版人であることをきちんと認識していなかった。日本のジャーナリズムは大丈夫か。2012/07/16
すえ
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2012年の本。右翼は攻撃相手の周りに迷惑をかけることで攻撃相手を鎮静化させるので困る。 日本の薬物治療は20年遅れている。 マンガの表現規制問題は、創側によりマンガ家が一致団結して規制反対運動が進んだ。 『マス読』がネットの影響で売れなくなっている。2023/06/23