内容説明
怒涛の「貧乏」連帯。激動の日々とワーキングプアの逆襲。
目次
第1章 怒涛の「貧乏」連帯(生きづらさライオット!!;メンヘル問題とプレカリアート運動 ほか)
第2章 麻生邸ツアー「逮捕」事件(麻生首相に団交申し入れ;貧乏人、歩いただけで逮捕!! ほか)
第3章 民主党政策と公設派遣村(湯浅誠さんが「内閣府参与」に;刑務所から届いた投書 ほか)
第4章 この国のいびつさ(猛暑の中の「子ども置き去り」事件;命の値段、命の格差 ほか)
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年生まれ。作家・活動家。00年、自伝的エッセイ「生き地獄天国」(太田出版)を出版し、デビュー。以来、いじめやリストカットなど若者の「生きづらさ」についての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。デビュー前には2年間、右翼団体に所属した経験も持つ。06年からは、新自由主義のもとで不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。メディアなどでも積極的に発言。07年に出版した『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともみん
1
(失業者や非正規雇用者に対してヒステリックな反応をする人たちに触れて)「彼ら自身が「自分はこんなに頑張ってるのに!」と、なにか悲鳴を上げているように見えることがある。(略)多くの人が報われない苛立ちの中にいることを感じる。」・・・自分に余裕がないと、他人にやさしくなれない、なる余裕がない。正社員でも、ぎりぎりの人員、厳しい業務上の要求の中で無理を重ねていると、失業者たちが、怠けながら泣き言を言っているようにしか思えない。プレカリアート運動に対立する相手への視線に、考えさせられた。自分には何ができるのか?2011/11/05
しゅんぺい(笑)
1
ひさしぶりに雨宮処凛さんの本を読んだけど、おもしろかった! 書下ろしじゃないけど、著者の考え方に触れられる。 ちゃんと悲しむことの大切さ 必ず誰かが犠牲になる社会は嫌 にめっちゃ共感した! 命の値段も衝撃的やった。2011/07/13
ゆい
0
割と独特な文体だと思うのだけど、すごく読みやすい。しかし、内容はとても重い。若者の状況がここまで大変なことになっているとは思わなかった。2015/08/16
かみのけモツレク
0
この人とゲッツ板谷はとにかく読みやすい文体だと思う。2014/04/12
きみこ
0
派遣会社と金融会社の提携。 親の寿命が子の寿命。 読まなければ分からなかった事がたくさんあった。2012/08/14