内容説明
大人になった今、もう一度アンデルセン童話を読み、大人の視点で新しい教訓を発見して人生の糧に。計18編を収録。アンデルセンの人生や性格、童話の背景、巻末に「アンデルセン年表」を掲載。
著者等紹介
須田諭一[スダユイチ]
1959年生まれ。大学進学予備校の職員を経て、2000年よりフリーライターへ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明るい表通りで🎶
53
『人魚が逃げた≡≡≡ヘ(*--)ノ』(青山美智子著)を読み、アンデルセンの『人魚姫』を知りたくなった。儚くも哀しい物語。1837年に発表された『人魚姫』は、失恋💔を繰り返し、生涯独身だったアンデルセンの経験や理想から生まれた物語とも言われている。2025/06/04
陽子
14
アンデルセンは自己中心的な幼児性や虚言癖があり、家族性も複雑で失恋ばかりして生涯独身で、売れるための腹黒さがあり‥など、童話のイメージが壊れるような人物像が語られていて、ややショック。この本の童話はもう少し大人向けに書かれた物語の後に、解説がそれぞれ盛り込まれている。読んだ事のない話もあり、解説も興味深かった。うなづける部分もあり、そうかな?と思う部分もあり。でも、童話にはやはり変なドス黒さや残酷さはなく、再読してみて、改めて子供時代とは違う観点から「深い」と感じ、大人のための童話でもあると気づかされた。2019/02/10
こつ
6
解説つきアンデルセン童話集。子供のころ読んだイメージとなんとなく違っていました。なんとなく切なくて綺麗な話ばかりだった気がするけど、色々突っ込みながら読んでしまうのは大人になった所為かな。親指姫の話が特に顕著にそう感じました。アンデルセンがグリム兄弟と同じ時代に生きていたのは意外でした。2017/06/15
雨音-amane-
2
アンデルセンって女性にもてなかったのですね。アンデルセン童話とはそんなアンデルセンの実体験が強く反映されているとの解説つきで読めて面白かった。多くのお話がハッピーエンドでない所もいい。そう思うとアンデルセン童話の数々はもともと大人向けのお話なのかも。2023/05/06
まさる
1
アンデルセン童話を子どもの頃読んだ記憶があまりないのでどれも新鮮な気持ちで読むことができた。1つ1つのお話ごとにアンデルセンについての解説やそのお話に深みや苦味を与えるような解釈が書かれている。大人のアンデルセン童話というタイトルも納得。2018/11/04
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