著者等紹介
手島圭三郎[テジマケイザブロウ]
北海道生まれ。「しまふくろうのみずうみ」では絵本にっぽん賞を、「きたきつねのゆめ」はボローニア国際児童図書展グラフイック賞を、「おおはくちょうのそら」はドイツ児童文学賞絵本部門ノミネート賞など、数々の賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ume 改め saryo
27
アイヌのお話は、心のちょっと深いところに来る、大切で根源的なことが多いですね。 手島さんの絵が目当てで借りましたが、物語を版画の良さが引き立ててますね。シリーズが他にもあるようなので、ぜひ借りてみたいと思います。2014/03/07
ゆぎ🖼️
12
🎵ホーリムリム、ホーリムリムとリズム良く駆けながら、お爺さんうさぎは若者に語るように見てきたものを伝えてるようです。目が悪くなってきて鯨とゴミの山を間違えてガッカリしてるけど、すぐ気持ちを切り替えて次の丘へ掛けていくのは快い感じ。ウサギの神様としてアイヌの人は動物を人のように讃えて伝承していくことて貴重だなと感じました。2022/06/15
あおい
11
イソポカムイとはうさぎの神様のこと。年老いたイソポカムイが勘違いする様はユーモラスで可愛らしい。2021/02/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
6年生ブックトーク授業 芽ぶっくおすすめ本 シリーズ5巻を学校司書さんが揃えてくれました! 眼を患った年寄りなイソポ(ウサギ)カムイ。久しぶりに浜へ向かいます。2019/12/14
わっぱっぱ
9
くたびれたり、間違えたりするウサギ(神様)がなんとも人間臭い。アイヌの人びとにとって、神は絶対的な力を持つ存在ではなかったのだろう。共に世界を創っているという、仲間への親しみのような愛情をも抱いていたのではないだろうか。語りの言葉が心地良い。2016/07/24