裁判官は劣化しているのか

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裁判官は劣化しているのか

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  • サイズ B6判/ページ数 162p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904702741
  • NDC分類 327.124
  • Cコード C0032

出版社内容情報

現役判事によるエッセイ。裁判官の「智」を支えるシステムを、自らの経験をもとに解説。国民が知るべき裁判所・裁判官の世界を記す。裁判所の内部で何が起こっているのか? 現役判事による異色のエッセイ。裁判官の「智」を支えるシステムを、自らの経験をもとに解説。国民が知るべき裁判所・裁判官の世界を分かりやすく紹介する。

プロローグ

1章 思い出話を通じて昔の裁判所を知ろう

寺子屋と要件事実マニュアル/25年前の裁判所/対照的であった東京地裁と1人支部/ホームページと要件事実マニュアル/刑事裁判官から家事裁判官へ/人気サイトの閉鎖の理由/基督と一つになる

2章 昔の裁判官の「智」を支えたシステムを知ろう

請求権の物語/主張しなければ負けというルール/学界と実務界との間にある「ものすごく深い溝」/「智」の結集/ガラパゴス要件事実/司法研修所の要件事実/要件事実教育

3章 裁判官を劣化させる要因を知ろう

裁判官の劣化が疑われている/飲みニケーションの消滅/旧様式判決から新様式判決へ/「要件事実」教育/議論が苦手なコピペ裁判官/ハマキョウレックス判決の衝撃/ようやく動き出した裁判所当局

4章 裁判官を劣化させない方策を考えよう

全てを背負わされた裁判長/何も教わっていない裁判官/司法修習中に勉強しておくしかない/司法の本質論・役割論を理解していない裁判官

あとがき

岡口基一[オカグチキイチ]
著・文・その他

内容説明

裁判所の内部で何が起こっているのか?現職の裁判官が、裁判所の内部事情を「暴露」。白ブリーフ判事の憂鬱。

目次

1章 思い出話を通じて昔の裁判所を知ろう(寺子屋と要件事実マニュアル;25年前の裁判所 ほか)
2章 昔の裁判官の「智」を支えたシステムを知ろう(請求権の一生の物語;主張しなければ負けというルール ほか)
3章 裁判官を劣化させる要因を知ろう(裁判官の劣化が疑われている;飲みニケーションの終焉 ほか)
4章 裁判官を劣化させない方策を考えよう(全てを背負わされた裁判長;何も教わっていない裁判官もいる ほか)

著者等紹介

岡口基一[オカグチキイチ]
1966年大分県生まれ。1990年東京大学法学部卒業。東京地方裁判所知的財産権部特例判事補、福岡地方裁判所行橋支部判事等を経て、現在、東京高等裁判所判事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

50
表紙を見られたくないから、なかなか、持って歩く読本にできず、読み終えるには時間がかかった。Facebookでつまみ食いして触れてきた岡口理論の根っこを知るには最適。読みやすい。特に2章は法曹界に関係する方々には染み込んでいく考えを述べている。ワークライフバランス感覚の浸透で語りあう時間がへった社会の人間関係に劣化の一因ありは頷ける。裁判実務の「智の伝承」の激減が判決文に激しく表れていると。「ファーストペンギン」となり内部からの発信になればとあるこの本は再読を繰り返す都度に実感出来る。2019/09/06

tom

11
この本、必要に迫られて法律、民事訴訟のお勉強を始めた人、中途半端に終わってしまった人にとって、お勉強のガイドとして役に立つと思う。そして、こういう本を書くことができる岡口さんは、上質の仕事をしてきた人だろうと思う。最高裁の事務局が、こういう人に冷や飯食わそうとするのは、品格を疑われることに。いずれにしても、岡口さんが、無事にお仕事を全うできますように。2019/06/17

Yasutaka Nishimoto

4
裁判官になるための制度が変わり、ロースクールもなんだか下火、司法修習生も半分に短縮となっては、若手裁判官がデビューする場所も不安定。人事からも目を付けられながらも、現役で東京高裁で働く著者を応援したい。2019/09/10

canarykanariiya

4
ツイートを巡って国会の裁判官訴追委員会から事情聴取をされたことでも知られる「白ブリーフ判事」が、民事を中心とした裁判官養成の(環境面を含めた)仕組みから、その「劣化」を論じた本です。ツイートを巡る問題には全く触れず、彼の代名詞(?)とも言える白ブリーフにもほとんど触れず、すっきりした制度論として展開されています。 https://canarykanariiya.hatenadiary.jp/entry/2019/05/06/1144302019/05/05

にしけん

4
軽めの本であり数時間で通読。著者が民事裁判官であるためか、話題の多くが民事に偏っているものの、要件事実に関する実務、学界の溝はそのとおりと共感。ただ、裁判官を劣化させる要因分析とこれを防ぐための方策として論じられている内容とが必ずしもリンクしていない印象があり、また、一読した印象としては、劣化したと判断する根拠が民事事件というひとつの分野に関する一部の事象を根拠にしているだけのようにも読め、若干分析不足の感あり。2019/04/04

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