内容説明
新しい和太鼓史を創始した林英哲が、未来の太鼓打ちへ捧ぐ。独自に開拓した奏法・打法をつまびらかにした唯一無二の「太鼓論」をはじめ、ジャズピアニスト・山下洋輔との対談を新たに加えた「太鼓談」、「太鼓録」、書下ろし「太鼓打つ子ら」を含めた自伝「太鼓記」を収録。
目次
1 太鼓論(僕に流儀はない;記憶が肉体になる ほか)
2 太鼓談(ジャズピアニスト・山下洋輔さんと語る―ぼくらがこうして出会うまで;加賀浅野家・浅野昭利さんに聞く―太鼓作りの証言)
3 太鼓録(自分だけ大変なわけじゃない;ボストン、そしてニューヨーク ほか)
4 太鼓記(こうして僕は太鼓打ちになった;「太鼓打つ子ら」―立ち向かう、未来の太鼓打ちへ)
著者等紹介
林英哲[ハヤシエイテツ]
太鼓奏者。十一年のグループ活動を経て、1982年太鼓独奏者として活動を開始。84年初の和太鼓ソリストとしてカーネギーホールにデビュー、国際的に高い評価を得る。以後、太鼓独奏者としてロック、ジャズ、現代音楽、民族音楽などの演奏家と共演しながら、かつての日本の伝統にはなかったテクニックと体力を要する大太鼓のソロ奏法の創造、多種多様な太鼓群を用いた独自奏法の創作などジャンルを超越した、全くオリジナルな太鼓表現を築きあげる。2000年にはドイツ・ワルトビューネでベルリン・フィルと共演、二万人を超える聴衆を圧倒させるなど、日本から世界に向けて発信する新しい「太鼓音楽」の創造に取り組み続け、国内外でますます活躍のフィールドを広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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