目次
1 現代日本法へのカタバシス
2 「客殺し」のインヴォルティーノ、ロマニスト風
3 占有概念の現代的意義
4 「債権法改正の基本方針」に対するロマニスト・リヴュー、速報版
5 『ローマ法案内』補遺―主として日本の民事法との関連で
6 夏目漱石『それから』が投げかけ続ける問題
7 余白に
8 歴史学の認識手続と法学的思考
9 法学部―批判的紹介の試み
10 法科大学院と実定法学
著者等紹介
木庭顕[コバアキラ]
1951年東京に生れる。1974年東京大学法学部卒業。現在、東京大学大学院法学政治学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Haruka Fukuhara
4
詰め合わせ。著者の他の著作への言及がたびたびあって参照したくなるが、図書館でもなかなか入手しにくいのが難点。なかなか魅力的な記述でローマ法への興味が少し湧いてきた。実定法学を相手にせずに実務家に向けて語るというスタイルは興味深いと思った。2017/03/14
モムゼン
2
「自称歴史家」による著作。ローマ法と現行の日本法について、物語も交えつつ語る。特に「法学―批判的紹介の試み」には痺れた。心地良い語り口調で深く鋭く為される木庭の批判に、何も感じない人はいないだろう。2012/10/12
YY
2
短めの文章を10編収録。カタバシス、債権法改正、ローマ法案内補遺あたりがメインか。それからに関しての文章も面白い。とりわけローマ法案内補遺と債権法改正の文章はおよそ陳腐化した多くの現代実定法学者には書けないような破壊的創造の法学である、というか真の意味における法学である。2011/12/21
check mate
1
おなかいっぱい2016/12/29
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