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内容説明
一九九八年のデビューから二〇一〇年二月の個展「きゆ」まで、二五〇点を収録した充実の一冊。寄稿・斎藤環。英語・中国語対訳付き。
目次
初期展覧会出品作品
かむろ
春に知られぬ花
笑門来福
Ai Yamaguchi,NEW PAINTINGS
ai yamaguchi
後朝
すくうとこ
はるのゆくへ
OFFICINA ASIA〔ほか〕
著者等紹介
山口藍[ヤマグチアイ]
1977年、東京に生まれる。女子美術大学芸術学部工芸科織専攻にて学ぶ。1999年ninyu works結成。江戸の風俗を下敷きに創作した「とうげのお茶や」で遊女として暮らす女の子たちの姿を、独特の支持体を用い、繊細で明解な描線を色面で表現する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アメヲトコ
6
白井敬尚展で『扇面後朝抄』の強い印象から購入。遊女をモチーフにした作品を制作し続けている山口藍さんの2010年の作品集。布団や俎板など独特な「もの」をキャンバスとして現実と幻想が入り交じるような世界観に誘われます。何よりも白井敬尚さんの造本が山口さんの作品世界と見事に融合していて、質の高い仕上がりです。2019/12/08
kaboking
0
本屋で見かけ、気に入ってしまった。まだ成熟しきっていない、中性的な身体をした、少女たちの群像が印象的。画面の雰囲気が少し林静一に似ていると、感じた。2013/08/31
tankaru
0
山口藍の作品集が出版されるとは意外だった。嬉しい。無機質な画風は諦念感を漂わせているが、同時に何物かへの強い意志も感じられる。そこが美しさの追求に繋がっている。2012/08/23