内容説明
ベトナム北部、ハノイ近郊のある農村に暮らすグエン・キー一族のフランス植民地時代からベトナム戦争、そして南北ベトナム統一後―。南北に引き裂かれ、国に翻弄され続けた一族の歴史を、作家が自らの言葉で描き出す。ベトナム戦争文学に新風を吹き込んだ記念碑的作品。待望の邦訳。
著者等紹介
ホアン・ミン・トゥオン[ホアンミントゥオン] [Hoang Minh Tuong]
1948年、ベトナムの農村ハドン(現在のハノイ市ウンホア県フオントゥー社)に生まれる。ハノイ師範大学で地理学を修めた後、当時のヴェトバック自治区で教鞭をとる。また、当地の教育局に勤務した後、一九七〇年代後半から新聞の記者や編集員を務める。この頃より作家活動を開始し、1979年に初めての長編小説『冬春米の田』を刊行して以来、これまで二十冊以上の著作を発表し、ベトナム国内で高い評価を受けている
今井昭夫[イマイアキオ]
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。専門はベトナム地域研究、ベトナム近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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