- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 文化・民俗
- > 文化・民俗事情(海外)
内容説明
北部タイ山間盆地で頻繁に家や村を移していた頃のカレン族の人々の生活を、足かけ8年にわたるフィールドワークにもとづき記述し、移動の生活様式から定住へと変換していく過程とその起因を、これまでにない独自の解釈で明らかにする。移動するカレン族の文化の終焉を丹念に描き出し、鮮やかに捉えたエスノグラフィー。
目次
第1章 調査地概要
第2章 移動を続けるドゥ(家)
第3章 ゴ(国)というフロンティア
第4章 ジ(村)の移動と焼畑儀礼
第5章 移住の終わりと定住の始まり
そして十七年後
付録 カレンの生成
著者等紹介
吉松久美子[ヨシマツクミコ]
1954年生まれ。文化人類学者。慶應義塾大学文学部非常勤講師。東京外国語大学地域研究科博士課程修了。博士(学術)。やまもとくみこの名前で数多くの著作がある。1985年、「“私”の存在」で第4回潮賞(ノンフィクション部門)受賞。著書に『中国人ムスリムの末裔たち―雲南からミャンマーへ』(小学館、2004、第10回小学館ノンフィクション大賞優秀作)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。