長崎出島四大事件―長崎奉行との緊迫の対決

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904561409
  • NDC分類 219.3
  • Cコード C0093

内容説明

江戸時代、長崎は海外に開かれた唯一の窓口であり、幕府の外交戦の最前線でもあった。出島をよりどころに侵攻を策す大国との瀬戸際外交、さらに大国同士の権益争奪戦。―国益をめぐる当時の紛争に、現代に通じる教訓が見える。史料をもとに一触即発の「長崎出島四大事件」を物語風に再現した。

目次

レザノフ来航事件(一八〇四年)(ナデジタ号の入港;ロシアの通商要求 ほか)
フェートン号事件(一八〇八年)(オランダ人、拉致さる;長崎騒然 ほか)
シャーロット号事件(一八一三、一四年)(ラッフルズの謀略;ワルデナールとの対決 ほか)
シーボルト事件(一八二八年)(一等外科少佐;日本に赴任せよ ほか)

著者等紹介

志岐隆重[シキタカシゲ]
1938年興南(北朝鮮)生まれ。62年広島大学卒、以後長崎県立高校教諭(社会科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

靴墨

0
ドキュメンタリータッチであるため当時の情勢、雰囲気もすんなり理解できてとても読みやすい。本書では19世紀の初めのほうにあった諸事件が中心に語られてはいるけども、外国船の扱いに苦慮する幕府や長崎奉行について知ることは、この数十年後に開国や明治維新へと向かう幕末の日本を理解する重要な下地になると思います。2016/03/21

birdrock

0
19世紀初頭、日本近海がわさわさし始めた頃の話しです。欧州の船が日本との通商を求め、長崎の出島にやってきます。世界の海は、16世紀からポルトガル〜スペイン〜オランダのあと、18世紀にはイギリスが支配するようになります。それでも幕府はオランダ人だけを信用し、排他的な通商特権を与えました。シーボルトの事件は有名ですが、それ以外にもいくつかのドラマがありました。 シーボルトの孫娘がメーテルのモデルだったとは知りませんでした(この本には書かれていません)。2015/04/06

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