内容説明
ナラティヴ・セラピーはこの本で始まり、セラピーはこの本から変わった。今もなお輝き続ける一番新しい古典、復刊。時代を変えた臨床家たちによる心理療法の原点。
目次
序章
第1章 家族療法のための再帰的視点
第2章 クライエントこそ専門家である―セラピーにおける無知のアプローチ
第3章 「リフレクティング手法」をふりかえって
第4章 治療を拡げる新しい可能性
第5章 書きかえ療法―人生というストーリーの再著述
第6章 ナラティヴ・モデルを越えて
著者等紹介
マクナミー,シーラ[マクナミー,シーラ] [McNamee,Sheila]
ニューハンプシャー大学(University of New Hampshire)コミュニケーション学部准教授。社会構成主義の立場からの家族療法に関する論文がある
ガーゲン,ケネス・J.[ガーゲン,ケネスJ.] [Gergen,Kenneth J.]
スウォースモア大学(Swarthmore College)心理学教授。現代心理学の領域で社会構成主義を唱える代表的人物のひとり
野口裕二[ノグチユウジ]
東京学芸大学教育学部教授。北海道大学大学院社会学専攻博士課程単位取得退学
野村直樹[ノムラナオキ]
名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授。スタフォード大学大学院文化人類学専攻(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zag2
19
「オープンダイアローグとは何か」と併読していたので、いささか混乱してしまったのですが、極めて近いところにある感じを受けました。ソーシャル・コンストラクショニズムをベースにしている点も共通です。20年以上前の本ですが、たいへん有意義な本と感じました。こうしたアプローチに、最近、たいへん興味を感じていて、もう少し幅を広げながら色々と読んでみたいと思っています。2021/12/22
コジターレ
9
ナラティブセラピーの古典。理解が難しい箇所もあったが、興味の方が勝ると読めちゃうものなんだな。社会構成主義の考え方はすごく好きで、日常レベルでは常に意識をしている。でも、臨床では不十分だな。それは、僕自身の社会構成主義に対する理解レベルを反映しているのだろうと思う。数年前、リフレクティングチームを実践したときの感動を胸に、これからも社会構成主義の学習を継続したい。2016/04/13
ああああ
2
なぜか古い版のが検索に出てこない。2020/04/28
心理学、言語学、生物学に関心があります
0
図書館にない2021/11/17