内容説明
子どもでもない、大人でもない多感な年代への精神分析的心理療法の実際。
目次
第1部 精神分析的アプローチという方法(力動的心理療法とは何か;心理臨床の現場をささえる精神分析;精神分析的立場からみた評価と見立て;心理療法における深さ浅さとは?;来談動機は心理療法の生命線;分析状況でクライエントはどんな体験をするか;家族とのかかわり)
第2部 思春期・青年期臨床への考え方と援助(中学生から大学生までの精神発達とその病理;五月危機型学生と無気力型学生;思春期の危機と強迫;青年期の心理療法―青春期後期を中心に;青年の攻撃性へのアプローチ;青年期治療における“new object”論と転移の分析;パーソナリティ障害としての境界例―僕は一体何者?;パーソナリティ障害を持った家族の並行治療;40年間の自閉症を生きる)
著者等紹介
乾吉佑[イヌイヨシスケ]
臨床心理士。東京都出身。1966年上智大学理工学部卒業、1969年早稲田大学文学部卒業。1966年より慶應義塾大学医学部精神科入局。武田病院、明治大学学生相談室、赤坂アイ心理臨床センターなどをへて、1997年より専修大学文学部心理学科教授。日本臨床心理士会副会長、国際精神分析学会準会員、精神分析家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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