禅と日本野球―チームワーク、指導力、育てる力 日本野球の礎を築いた「禅」の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784904507278
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

現役を引退して、巨人軍監督に就任する間に得た禅の体験。その後の日本野球を変えた修行の日々と常勝巨人軍を作り育てた、思索と実践の記録。

目次

第1章 私の禅体験(禅との出会い;はじめての参禅;監督就任と三度目の参禅;たゆまざる練習と勘;得るは捨てるにあり)
第2章 生涯努力(ハングリー精神;可能性への挑戦;大切な“体験”;壁は必ず破れる;“とらわれない”気持ち;私のゴルフ;一生を修行にささげる覚悟;努力と一所懸命;プロとしての自覚;一流と超二流)
第3章 指導力と和(指導者の才覚;アイデアとコントロール;チームワーク;家庭の和;勝つための条件;長続きする勝ち方;禅の道と野球の道)

著者等紹介

川上哲治[カワカミテツハル]
大正9(1920)年、熊本県人吉市に生まれる。熊本工業学校時代、投手として甲子園出場。昭和13(1938)年に巨人軍に入団、以後18年間、「背番号16」として活躍。「赤バットの川上」、「弾丸ライナー」などの言葉が生まれた。最高殊勲選手3回、首位打者5回、ホームラン王2回、打点王3回、終身打率3割1分3厘、通算安打2351本。「打撃の神様」と呼ばれる。昭和33(1958)年現役を引退し、巨人軍の打撃コーチを経て昭和36(1961)年監督に就任。日本シリーズ九連覇を含む11回の優勝。昭和49(1974)年限りでユニフォームをぬいだ。昭和40(1965)年野球殿堂に入る。監督退任後は少年野球の指導に力を注いだ。現在は野球評論家として健筆を揮っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ひで

1
赤バット、V9、熊工、人吉と川上哲治さんに関して思い付く事を挙げてみました。が、『禅』という言葉はこの本を手にするまで関連性を思いつかないものでした。ONが居たから強いので無く、監督の飽く無き向上心とチームワークの両輪が強さの秘訣だった事を理解出来ました。2014/02/24

TOK

0
尊敬する父が尊敬しているひとりの川上哲治の著書。なぜ尊敬できるのか少しでも理解したくて読んでみた。禅やプロ野球の経験が書いてあり,父親が禅をやったことがあるのかは定かではないが,考え方とかすごく似ていた。少なくとも禅のおかげで名選手川上哲治は名監督になった気がする。道とは何か。冷暖自知。自分も近いうちに禅体験するとする。2012/10/17

check2012

0
川上さん=座禅 広岡さん=中村天風哲学 荒川コーチ=合気道2012/08/14

check2011

0
スポーツ心理学とか、ゾーンとか、メンタルタフネスとかの先駆けの本、すごいです。2011/06/22

lonely_jean

0
仏教の用語がいちばん難しいと三島由紀夫が語ったそうだが、まさに実感。初めて知る言葉がたくさんで、調べてもわかったようなわからないような感じ、読み進めるのに骨が折れた。それでも挫折せず最後まで読めたのは、野球を通して述べられていることが理解を助けてくれたから。川上は鉄人であり、哲人だ。2020/06/23

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