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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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【★★★☆☆】「法学だけでなく、政治学や…国会の動向も」(はしがき)と言っているが、政治学の色が濃い。著者は(国民の参加や、自縛を期待し難い議員への制約を外部から課すといった役割分担などを理由に)直接イニシアティブ(国民発案)との並立を主張する。 著者の立場が透けているのに「どう思うかはあなた次第です」が何度も出てきてうざいのは措くとして、少数者保護を重視しつつ目配りが甘かったり(119-頁)、皮相的な主張・反論を長々と重複して取り上げすぎなのはマイナスだが、国民主権押しの理屈と比較法部分は悪くなかった。2013/12/02