内容説明
2003年、米ソに次いで世界で3番目に有人飛行に成功して以来、中国の宇宙開発の発展は急激である。本書では宇宙開発について、ロケット開発、人工衛星の利用、宇宙科学などに分けて、それぞれの発展の歴史や中国での開発状況を述べ、米国、ロシア、欧州、日本と中国の技術力を比較した。そのうえで、中国の宇宙開発の特徴を記述した。
目次
中国の宇宙開発史概略
宇宙輸送システム
人工衛星バス技術
通信放送
航行測位
気象観測
地球観測
有人宇宙技術
宇宙科学
中国における宇宙開発の担い手
国際協力
国別宇宙技術力比較
中国の宇宙開発の特徴
著者等紹介
林幸秀[ハヤシユキヒデ]
国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター・上席フェロー(海外動向ユニット所属)。1973年東京大学大学院工学系研究科修士課程原子力工学専攻卒。文部科学省科学技術・学術政策局長、内閣府政策統括官(科学技術政策担当)、文部科学審議官、宇宙航空研究開発機構(JAXA)副理事長などを経て、2010年より現職。2017年より公益財団法人ライフサイエンス振興財団理事長を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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