内容説明
昭和初期の金融恐慌で薩州財閥は崩壊した。薩州財閥の中核企業である川崎造船所と十五銀行の救済は迷走に迷走を重ねた。今や死語となった薩州財閥の実態を探る。
目次
序章 消えた川崎正蔵ゆかりの地
第1章 薩州財閥の崩壊の軌跡
第2章 なぜ十五銀行は経営破たんしたか
第3章 明治期の川崎造船所と薩摩閥政治家
第4章 松方正義と川崎正蔵の密接な関係
第5章 経営支配と無担保融資の実態
第6章 迷走した川崎造船所の救済
第7章 第一次世界大戦後最大の川崎労働争議
第8章 薩州財閥と松方コレクション
第9章 松方正義ゆかりの地・鹿児島
あとがき 「薩摩の芋づる」と歴史研究
著者等紹介
米村秀司[ヨネムラシュウジ]
1949年生まれ。1971年3月、同志社大学卒。1971年4月、KTS鹿児島テレビ放送入社。報道部長、編成業務局長、企画開発局長などを経て現在、鹿児島シティエフエム代表取締役社長。「ラジオは君を救ったか?」(ラグーナ出版、2012年6月)「第18回日本自費出版文化賞」に入選。「岐路に立つラジオ」(ラグーナ出版、2015年5月)「日本図書館協会選定図書」に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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