内容説明
患者さんがどのように生きてきたのか、どのような境遇にあってどのような苦労をしてきたのか、また、その中でも小さな楽しみを持っているのか、それらを想像しながら接していく姿勢が最も大切なことである。
目次
第1部 統合失調症の臨床(見逃されやすい症状;心の平和;患者が抱える寂しさ;中年期・老年期を迎えた患者)
第2部 精神医療の今までとこれから(精神科病院の臨床;長期入院の患者とその臨床;クリニックで精神科医療を考える)
著者等紹介
工藤潤一郎[クドウジュンイチロウ]
精神保健指定医、医学博士。1961年に東京都で生まれ鎌倉市で育つ。1987年に名古屋大学医学部を卒業。東京大学医学部附属病院分院神経科で研修後、名古屋大学精神医学教室に入局。その後、国立療養所東尾張病院医長、青山会青木病院診療部長、湘南鎌倉総合病院精神科部長を歴任。この間、東京大学保健センターと日本女子大学カウンセリングセンターで学生相談、新宿区落合保健センターで精神衛生相談に従事。2014年に神奈川県藤沢市に工藤メンタルクリニックを開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。