内容説明
江戸から最も遠い場所にあった薩摩藩の参覲交替。大名たちの過酷な苦労をしのび、元日本史教師であった筆者が熱い思いと莫大な時間をかけ、一つひとつその足跡をひもとく。1605(慶長10)年からの331回の記録をたどった、郷土史探訪の貴重な一冊。
目次
参覲交替全記録(含む非参覲交替記録)
参覲交替の成立
参覲交替の経路
経路の利用実態
参覲交替の規則
参覲交替にかかった日数
参覲の実例(島津斉彬)
藩士の往還
宿駅の利用状況
まとめ
附録資料
著者等紹介
上野堯史[ウエノタカフミ]
1942年生まれ。鹿児島県立甲南高等学校卒。熊本大学法文学部史学科国史学専攻卒。1965年県立川辺高等学校教諭となり、以後鹿屋・甲陵・大島・国分の各高等学校に勤める。1992年県立武岡台養護学校教諭となる。1998年県立鹿児島聾学校教諭となる。2002年同校退職。2003年10月~2004年3月鹿児島高専非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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参覲交替全記録(含む非参覲交替記録) 参覲交替の成立 参覲交替の経路: 海上路 陸路 経路の利用実態: 西海路・日向路・九州路の経路 参覲交替の規則: 時期 上米制度による時期の変更 共揃え 礼式 参勤交代は3代でする 参覲交替にかかった日数:禅表 下国禅表 免除の場合 参勤交代の終わり 参覲の実例ー島津斉彬 藩士の往還 宿駅の利用状況 薩摩藩のコースは時代とともに変遷ー西海路・日向路→九州路・陸路中国路→蒸気船 礼式ー謝恩使という帰国謝礼之使が存在 初入部時は藩内各宿泊地で独自の催し物実施2024/09/30